スターティングメンバー：Tzolisとde Wijsが先発に復帰

Daniel Thioune監督は前節1-0で勝利したFürth戦から、2つのポジションの変更してこの試合に臨んだ。ゴールキーパーFlorian Kastenmeierの前に、Matthias Zimmermann、(イエローカードの累積出場停止となるJamil Siebertに代わって) Jordy de Wijs、Tim Oberdorf、Emmanuel Iyohaの4バックが並び、中盤にはYannik Engelhardt、Ísak Jóhannesson、アペルカンプ真大を配置。そして最前線には、(Dennis Jastrzembskiに代わって)前節イエローカードの累積で出場停止となっていたChristos Tzolisが再び左に入り、右にFelix Klaus、中央にVincent Vermeijが入る形でキックオフを迎えた。

前半：Teroddeにチャンス

超満員となったVELTINS-Arenaでのトップゲーム、立ち上がりにチャンスを迎えたのはSchalkeだった。1分、相手のキャプテンSimon Teroddeにシュートを放たれるも、ここはFlorian Kastenmeierが難なくセーブ。その後、試合は互角の戦いとなり、ポゼッションをしながらチャンスを伺うSchalkeに対し、フォルトゥナはコンパクトに守備を行いながらカウンターを狙っていく。21分にはTim Oberdorfとの競り合いを制したKeke Toppに突破を許すも、最後のラストパスをフォルトゥナDFがクリアしてピンチを逃れる。

ZimmermannのシュートをMüllerがセーブ

その直後、今後はフォルトゥナがチャンスを作り出す。左サイドを突破したTzolisの折り返しに、Yannik Engelhardt、アペルカンプ真大と繋いで最後は右サイドのMatthias Zimmermannへ。そしてフォルトゥナの背番号25が右足を振り抜くも、ここは相手GKが良い反応を見せコーナーキックへ逃れる (25分)。一方、Schalkeも左サイドバックThomas OuwejanのクロスにTeroddeが頭で合わせるも、このシュートはゴール左へ逸れていく(27分)。反対にその3分後には、TzolisからのクロスをFelix Klausがゴールを折り返すも、中に詰めていた選手には惜しくも合わず (30分)。そこからお互い大きなチャンスはなく、0-0のままハーフタイムへ。

後半：Karamanの得点でSchalkeが先制

後半立ち上がり、最初のチャンスはフォルトゥナに。しかし、アペルカンプのコーナーキックにVincent Vermeijが合わせたヘディングシュートは相手GKに阻まれてしまう (46分)。そこからは前半の終盤と同じように、中盤での攻防が繰り広げられる展開に。しかし55分、フォルトゥナ陣地の深い位置でのスローインから、ペナルティーエリア手前でKaramanにボールが渡ると、そこからボレーシュートでゴールネットを揺らされ0-1に。このゴールで試合の展開が変わり、ボールをポゼッションしながら攻めるフォルトゥナに対し、Schalkeが引いて守備を固める。

田中が完全復帰：途中交代から5分後に同点弾

62分、(虫垂炎の手術から)今週チーム練習に復帰したばかりの田中碧がピッチへ入る。するとその5分後、コーナーキックにDe Wijsが頭で合わせたボールが左ポストの内側に当たり、跳ね返ったこぼれ球を田中が詰めて試合を振り出しにしてみせる (67分)。そこからフォルトゥナが試合の主導権を握り、追加点を狙いにいくも、Tzolis (74分)やIyoha (76分)が放ったシュートには相手GKが立ちはだかる。試合終盤、両チーム共になんとか勝ち越しの1点を狙いにいくも、お互いアタッキングゾーンでの精度を欠き、ゴールネットを揺らすまでに至らない。そして、迎えた後半ロスタイム、フォルトゥナのペナルティエリア内で Joshua QuarshieがOuedraogoを倒したとして主審のHarm Osmers氏はPKの判定を下す。さらに、すでにイエローカードを受けていたQuarshieがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場処分となってしまう。しかし、VARの結果、このファウルとイエローカードの警告は取り消しに。これがこの試合のラストプレーとなり、そのままタイムアップを迎え、フォルトゥナとSchalkeは1-1の引き分けで勝ち点1を分け合う結果となった。

来週は金曜日の夜にホームゲーム

フォルトゥナは次節、5月3日(金)の夜、ホームのMerkur Spiel-Arenaにて1. FC Nürnbergを迎え撃つ (18:30キックオフ)。