スターティングメンバー：日本人トリオが揃って先発出場

Daniel Thioune監督は代表ウィーク前に4-0で勝利したOsnabrück戦のメンバーから、2つのポジションを変更してこの一戦に臨むことに。ゴールキーパーFlorian Kastenmeierの前に、Matthias Zimmermann、Jamil Siebert、Tim Oberdorf、そして (負傷したNicolas Gavoryに代わって) 内野貴史が左サイドバックに入り、4バックを形成。中盤には田中碧、Yannik Engelhardt、(イエローカードの累積出場停止となるÍsak Jóhannessonに代わって)アペルカンプ真大を配置し、右にFelix Klaus、左にChristos Tzolis、最前線にMarlon Mustaphaが入る4-3-3のシステムでキックオフを迎えた。これにより、今年初めてフォルトゥナの日本人トリオが揃って先発に名を連ねた！

前半：KalocとKlausにチャンス

前半立ち上がり、この試合最初のチャンスはKaiserslauternに。Daniel Hanslikに突破を許し、ゴールライン際からの折り返しをFilip Kalocにダイレクトで合わせられるも、このシュートは外側のゴールネットを直撃 (4分)。その4分後、Thioune監督率いるチームも最初の攻撃を見せるも、Klausが放ったシュートは相手DFがブロック (8分)。その後、フォルトゥナは田中碧を中心にポゼッション率を高めながらゴールを狙いにいくも、アタッキングゾーンでの精度を欠き、決定的なチャンスを作り出すことができない。一方、Lauternは陣地でのコンパクトな守備からカウンターを仕掛けてくる。

RitterのゴールでLauternが先制

20分、LauternのコーナーキックからTomiakがヘディングで逸らしたボールをJan Elvediが頭で合わせるも、このシュートは僅かにクロスバーの上へ。その後もFCKは特にセットプレーから何度もフォルトゥナゴールに迫ってくる。すると26分、一瞬の隙を突かれ、失点を喫してしまう。Puchaczのクロスを中央でKenny RedondoがMarlon Ritterにつなぐと、最後はRitterにゴールネットを揺らされに0-1に。そこから前半終了のホイッスルが鳴るまでお互いにチャンスはほとんどなく、フォルトゥナが1点ビハインドでハーフタイムへ。

後半： Tzolisとアペルカンプのゴールでフォルトゥナが2分間で逆転

Daniel Thioune監督はハーフタイムに動き、前半終了間際に相手との接触で顔面に打撲を負った内野に代えてEmmanuel Iyohaを投入。さらに後半再開10分後にはMustaphaに代えてVincent Vermeijをピッチへ送り込む。この交代で新しいエネルギーを得たフォルトゥナが、ギアを上げて積極的なプレーを見せていく。するとOberdorfのロングシュート (59分)やTzolisのシュート (65分)、Vermeijがヘディングシュートを放つなど (66分)、徐々にLauternゴールに迫っていく。そして迎えた74分、ついにフォルトゥナが均衡を破って見せる。 Engelhardtが途中交代で入ったJona Niemiecにスルーパスを送ると、Nieiecがそのままスピードに乗ってペナルティエリアに侵入し、ゴール前へラストパスを送り、最後はTzolisが押し込んで1-1に！さらに、フォルトゥナの勝ち越しゴールはその僅か2分後に生まれた。右サイドを突破したZimmermannからのセンタリングに、ファーサイドに走り込んだアペルカンプが詰めて逆転に成功 (76分)！

Engelhardtの絶妙なスルーパスからTzolisが追加点

これでゲームの主導権を握ったThioune監督率いるチームはそこから試合を優勢に進め、後半終盤にはダメ押しゴールを奪う。82分、Engelhardtの素晴らしいスルーパスに抜け出したTzolisが相手GKを交わし、ゴールネットを揺らして勝負あり！試合はこのままタイムアップを迎え、フォルトゥナは素晴らしいパフォーマンスで今季リーグ戦13勝目を挙げることに成功した。

来週水曜日はドイツ杯準決勝！

フォルトゥナは来週水曜日(4月3日)、ドイツ杯準決勝でBayer 04 Leverkusenと激突する (20:45キックオフ)。