スターティングメンバー：3つのポジションを変更

Daniel Thioune監督は1-3で敗戦を喫した前節のWiesbaden戦のスタメンから、3つのポジションを変更してこの一戦に臨むことに。これにより、ゴールキーパーFlorian Kastenmeierの前に (Tim Oberdorfに代わって) Emmanuel Iyohaが右サイドバックに入り、Jamil Siebert、Jordy de Wijs、Nicolas Gavoryと4バックを構成。中盤には (累積出場停止のYannik Engelhardtに代わって) Marcel Sobottka、田中碧、Ísak Bergmann Jóhannessonが並び、最前線にFelix Klaus、(前節に脳震盪で負傷交代したVincent Vermeijに代わって) Dennis Jastrzembski、Christos Tzolisが入る形でキックオフを迎えた。

前半：互角の戦い

試合は立ち上がりからほぼ互角の展開に。序盤にはFürthのBranimir Hrgota (11分)とJulian Green (16分)にシュートを放たれるも、ここはフォウトゥナの守護神Kastenmeierがセーブ。時間が経つに連れ、Thioune監督率いるフォルトゥナが徐々に流れを掴み、試合の主導権を握る。そして29分、JastrzembskiからのクロスにKlausが頭で合わるも、このシュートはゴールのわずかに左へ逸れていく。

Tzolisにチャンス

その後もお互いに探り合うような試合展開となるも、前半終盤にフォルトゥナにビッグチャンスが訪れる。Jóhannessonのフリーキックをファーサイドでde Wijsが折り返し、ゴール前にTzolisが詰めるも、ここは後数センチのところで合わず (33分)。続く42分、コーナーキックからDe Wijsが放ったヘディングシュートは相手GK正面へ。一方、相手もディフェンスの裏に抜け出したArmindo SiebがKastenmeierに競り勝つも、フィニッシュまで持ち込むことができず。こうしてスコアレスで前半を折り返すことに。

後半：Wagnerの先制点

後半立ち上がり、フォルトゥナは不運にも相手に先制点を奪われてしまう。フォルトゥナの右サイドを抜け出したTim Lemperleの速いクロスをゴール前でRobert Wagnerに合わせられ0-1に (48分)。このゴールの後、1分間のVARがあったのものの、得点は認められ、1点を追いかける展開となる。まずなんとか1点を返したいフォルトゥナは、Klausのクロスにde Wijsがダイレクトで合わせるも、ここはうまくミートすることができない (56分)。そこから試合はオープンになり、一進一退の攻防が続く。追加点を狙いにくるFürthもSimon Astaがシュートを放つも、ここはGavoryが身体を張ってブロック (60分)。

フォルトゥナの猛攻は報われず

試合終盤、もちろんフォルトゥナは猛攻を仕掛け、77分にDennis Jastrzembskiに代えてJona Niemiec、87分にはU23チーム所属のKing Manuをセンターフォワードとして投入し (プロデビュー)、パワープレーに出る。しかし、試合終了にSiebertが放ったボレーシュートも上手くミートすることができなかった (90分+4分)。こうして最後までゴールネットを揺らすことはできず、フォルトゥナはFürthに惜敗を喫した。

代表ウィークの後はSchalkeとのホームゲーム

来週は代表ウィークでブンデスリーガは一時中断となり、代表ウィークの後、フォルトゥナはホームでFC Schalke 04 (11月25日(土)、20:30キックオフ)を迎え撃つ。