スターティングメンバー：Tzolistが初スタメン

Daniel Thioune監督は前節5-0で勝利を収めたElversberg戦のスタメンから、2つのポジションを変更してこの試合に臨んだ。ゴールキーパーFlorian Kastenmeierの前に、Andre Hoffmann (筋肉の負傷)に代わってJamil SiebertがJordy De Wijsとセンターバックを組み、サイドバックにはMatthias ZimmermannとNicolas Gavory。そして中盤にはYannik Engelhardt、Ísak Bergmann Jóhannesson、アペルカンプ真大が並び、最前線にChristos Tzolis (左)、Felix Klaus (右)、Vincent Vermeij (中央)が入る形でキックオフを迎えた。

前半：立ち上がりに失点

金曜日の夜、フォルトゥナはいきなり出鼻をくじかれる展開に。立ち上がり3分、フォルトゥナの左サイドからクロスを上げられると、Robin Bormuthが折り返したところに最後はFabian Schleusenerにゴールネットを揺らされ、相手に先制点を奪われてしまう。しかし、この失点で目覚めたフォルトゥナは、そこからすぐにリアクションを見せる。すると14分、Engelhardtが相手のゴール前でボールを奪い、そのまま相手GKと1対1を冷静に流し込んで試合を振り出しに！

Engelhardtの同点ゴール

この同点弾で完全に試合の流れを掴んだフォルトゥナが、そこからさらに猛攻を仕掛け、Jóhannesson (18分)、Klaus (22分)、Zimmermann (23分)、Tzolis (25分)、再びKlaus (28分)と、立て続けにシュートを放ち、追加点を奪いにいく。それでも前半のうちにゴールを奪うことはできず、1-1のままハーフタイムへ。

後半：Tzolisのスーパーゴール、Wanitzekのオウンゴール

後半に入ってもフォルトゥナの勢いは止まらず、すぐに絶好のチャンスを作り出す。Tzolisからのクロスに、ゴール前でVermeijが頭で合わせるも、ここは相手GKに阻まれ追加点には至らない (47分)。その直後、後半から出場したEmmanuel Iyohaが放った強烈なシュートはクロスバーを直撃 (53分)。それでもなお猛攻を仕掛ける Thioune監督率いるチームが、ついに追加点を奪って見せる。左サイドでアペルカンプからのパスを受けたTzolisがドリブルで仕掛け、鋭いカットインから右足を振り抜き、ゴール右上に突き刺さるスーパーゴールを決めてフォルトゥナが逆転に成功 (55分)。さらにその2分後、右サイドを突破したZimmermannのセンタリングがMarvin Wanitzekのオウンゴールを誘い3-1に (57分)！

安定した試合運び

この2得点でフォルトゥナは試合を優勢に進め、Karlsruheにも全くチャンスを与えない。それどころか、さらにリードを広げるチャンスを作り出すなど、最後まで安定した試合運びでタイムアップを迎え、Elversberg戦に続いて素晴らしいパフォーマンスを発揮したDaniel Thioune監督率いるチームが、今季ホーム2勝目を掴み取ることに成功した。これにより、フォルトゥナは貴重な勝ち点3を獲得し、良い流れで代表ウィークに入ることとなる。

代表ウィーク明けはRostockとのアウェー戦

来週は代表ウィークで1週間ブンデスリーグは中断となり、フォルトゥナは次節、9月16日(土)にOstseestadionにてFC Hansa Rostockとのアウェー戦に臨むこととなる (13:00キックオフ)。