スターティングメンバー：De WijsとPetersonが先発出場

Daniel Thioune監督は、SC Paderborn戦のスタメンから2つのポジションを変更してこの一戦に臨むことに。これにより、Tim OberdorfとDawid Kownackに代わってJordy de WijsとKristoffer Petersonが先発出場し、フォルトゥナは3バックのシステムを起用。また、金曜日にチームに合流した新加入のKwadwo Baahも初のメンバー入りを果たした。

前半：OFCが前線からハイプレス

Kickersとの一戦は、試合立ち上がりから簡単な試合にならないことは明らかだった。熱狂的なファンに後押しされ、Offenbachは前線からハイプレッシャーを掛けてくる。OFCはJakob Lemmerが最初のチャンスを迎えるも、このシュートはFlorian Kastenmeierが難なくセーブ (8分)。続く15分には、Semir Saricにミドルシュートを放たれるも、ここもフォルトゥナの守護神が立ちはだかり、相手にゴールを許さない。

Hoffmannのヘディングで先制

時間が経つにつれてフォルトゥナが試合の流れを掴み始める。すると20分、アペルカンプ真大とPetersonに最初のチャンスが訪れるも、これは相手GKのDavid Richterがセーブ。それでも34分、フォルトゥナが先制点を奪うことに成功する。Nicolas GavoryからのコーナーキックにAndre Hoffmannが打点の高いヘディングでゴールネットを揺らし、1-0に。守備面ではフォルトゥナが非常に安定したパフォーマンスを見せ、ほとんど相手にチャンスを作らせず、1-0のままハーフタイムへ。

後半：Petersonが追加点もOFCが反撃

後半もインテンシブにプレスを掛けるKickersに最初のチャンスが訪れる。KastenmeierのロングボールをインターセプトしたDejan Bozicが、中央にいたJakob Lemmerにラストパスを送るも、ここは最後のところでJordy de Wijsがブロックに入りピンチを逃れる (53分)。するとその直後、相手のコーナーキックからフォルトゥナがカウンターアタックを仕掛け、最後は田中碧からのラストパスにKristoffer Petersonがゴール右隅にしっかりと決めて追加点 (54分)。

Ginczekのドッペルパック

2-0になっても決して諦めないOffenbach。すると57分、フォルトゥナの右サイドからのクロスにBozicが頭で合わせたシュートはクロスバーに直撃するも、そのこぼれ球をLemmerに押し込まれ2-1に。そこから勢いに乗ったKickersが、再びフォルトゥナゴールに襲い掛かる。デュフェンスラインの裏に抜け出したBozicがループシュートを放つも、ここは僅かにゴール右へ逸れていく (63分)。一方、Daniel Thioune監督率いるチームは容赦せず、交代出場のDaniel Ginczekがスーパーゴールを奪って見せる。フォルトゥナの背番号10は右サイドでボールを受けると、ドリブルで中に切り込み、強烈な左足のシュートでゴールネットを揺らして3-1に (71分)。さらにその数分後、再びフォルトゥナのストライカーが田中からのラストパスに今後は右足を振り抜き、この日2点目をマーク (79分)。そしてこの得点が決勝点となり、フォルトゥナが4-1で勝利を収め、第2回戦進出を決めた。なお、この試合ではBenjamin Böckleがフォルトゥナで公式戦デビュー、Daniel Bunkがプロデビューを飾ることとなった。

次回のカップ戦は10月に開催

ドイツ杯第2回戦は9月4日に抽選を行い、10月18日か19日に開催されることとなる。なお、来週は再びリーグ戦が開催され、フォルトゥナは8月5日(金)の18:30キックオフでSV Sandhausenとのアウェー戦に臨む。