スターティングメンバー：Niemiecが先発デビュー

Daniel Thioune監督は前節のSandhausen戦から1つのポジション変更してこの一戦に臨むことに。怪我により欠場となったDawid Kownackiに代わり、スタメンに名を連ねたJona Niemiecが先発デビュー。フォルトゥナはChristoph Klarer、Andre Hoffmann、Tim Oberdorfが3バックを形成し、Emmanuel Iyoha (左)とFelix Klaus (右)がサイドバックに入る形でキックオフを迎えた。

前半：フォルトゥナがカウンターからチャンス

フォルトゥナは前半、ラインを低く取ってFürthを自陣に引き込み、コンパクトな守備から素早いカウンターを仕掛けていく。特にNiemiecがこのカウンターアタックで相手にとって危険な存在となる。試合立ち上がりには、Niemiecが相手DFの裏へ抜け出し、Rouwen Henningsにラストパスを送るも、ここはシュートまで持っていくことができない (2分)。一方のFürthも試合序盤にチャンスを作り出すも、Ragnar Acheのシュートはゴールを大きく逸れていく (4分)。フォルトゥナは再び右サイドを突破したNiemiecが中へ折り返し、最後はゴール前に駆け上がった田中碧が左足でシュートを放つも、ここは惜しくもゴールの上へ (11分)。さらに今度は左サイドから”Emma”ことIyohaがドリブルで中へ切れ込み右足を振り抜くも、このシュートは相手GKがセーブ。

Acheの得点でFürthが先制

その後はFürthに試合の流れを掴まれ、大きなチャンスを作りだされる。中央突破を許すと、ゴール前へのスルーパスに反応したTobias Raschlにダイレクトでシュートを放たれるも、ここはフォルトゥナの守護神Kastenmeierのスーパーセーブでピンチを逃れる (26分)。それでもその僅か2分後、フォルトゥナの右サイドを突破されると、Luca Itterのセンタリングに最後はAcheに頭で合わせられ、先制を許してしまう (28分)。反撃に出るフォルトゥナは、Hennings (33分)とアペルカンプ真大 (41分)がシュートを放つも、ゴールネットを揺らすことができない。こうして1点ビハインドでハーフタイムへ。

後半：Fürthに追加点

後半、フォルトゥナが良い立ち上がりを見せる。そして、Niemiecに最初のチャンスが訪れるも、角度のないところから放ったシュートは相手GKがセーブ (47分)。フォルトゥナの同点弾は間近かと思われた57分、逆に相手に追加点を奪われてしまう。Tobias RaschlにDFラインの裏を突かれると、そこからゴール前に走り込んだAcheにラストパス。そのボールをAcheに押し込まれ0-2に (57分)。その少し後には、Max Christiansenにミドルシュートを放たれるも、ここは左ポストに救われる (63分)。

反撃の狼煙を上げるも、同点弾を奪うことができず

それでも決して諦めないDaniel Thioune監督率いるチームが反撃の狼煙を挙げる。アペルカンプがラストパスを送ると、ゴール前で混戦となり、最後はこぼれ球を途中交代で入ったKristoffer Petersonが押し込んで1-2に (67)。このゴールで勢い付いたフォルトゥナは、さらに同点弾を奪うために猛攻を仕掛けていく。68分、途中交代で入ったDaniel Ginczekがドリブルで駆け上がり、ゴール前で3対2のシーンを迎えるも、最後のタッチが大きくなり、相手DFにクリアされてしまう。続く74分にはPetersonがゴール前にセンタリングを送るも、ゴール前でうまく合わせることができない。白熱した試合展開の中、フォルトゥナはどんどん相手自陣に押し込んでいくも、残念ながら最後まで同点弾を奪うことができずタイムアップ。さらに後半ロスタイムには、判定に講義したJordy de Wijsがイエローカード2枚を受け、退場処分となってしまった (90分+3分)。

次節はBraunschweigとのホームゲーム

フォルトゥナは次節、2月24日(金)の18:30キックオフでホームにてEintracht Braunschweigを迎え撃つ。