スターティングメンバー：HendrixとHenningsが先発出場

フォルトゥナは膝を負傷している田中碧、累積出場停止となっているMarcel Sobottka、中盤の軸となる2人が欠場したことにより、Daniel Thioune監督はJorrit HendrixとRouwen Henningsを先発で起用。3-5-2のシステムで、Matthias Zimmermann、Christoph Klarer、Tim Oberdorfが3バックを形成し、Michal KarbownikがHendrixと組んでボランチに。サイドにはEmmanuel Iyoha (左)とKristoffer Peterson (右)、トップ下にアペルカンプ真大が入り、最前線にHenningsとDawid Kownackiの2トップが並ぶ形でキックオフを迎えた。そして、怪我により長期離脱を強いられていたキャプテンのAndre Hoffmannが試合のメンバーに復帰した。

前半：序盤から両キーパーが活躍

Daniel Thioune監督率いるフォルトゥナは、これまでのホームゲーム同様に序盤から相手にプレッシャーを掛けていく。そして、猛攻を仕掛けるフォルトゥナは、Hennings (3分)やKarbownik (8分)がシュートを放っていくも、ここは相手GKのNikola Vasiljがキャッチ。一方、St. Pauliも序盤から自分たちの長所を活かし、反撃を仕掛けてくる。すると、この試合最初のビッグチャンスはSt. Pauliに。サイドからのクロスをJacksonに頭で合わせられるも、ここはフォルトゥナの守護神Florian Kastenmeierのスーパーセーブでゴールを許さない (11分)。その数分後には、Vasiljも存在感を発揮する。コーナーキックからIyoha がドロップキックでゴールを狙うも、相手GKの好セーブに阻まれてしまう (14分)。

Henningsの左足が炸裂

それでも22分、フォルトゥナが先制点を挙げて見せる。KastenmeierからのロングボールをKownackiが逸らし、Henningsが相手DFラインの裏に抜け出すと、ゴールまで約20mの距離からフォルトゥナのエースストライカーが得意の左足を振り抜き、強烈なシュートでゴールネットを揺らして1-0に！その後は中盤での攻防が続いたものの、前半終了間際には両チームがチャンスを作り出す。まずはHenningsにこの日2点目のチャンスが訪れる。40分、Hendrixからのスルーパスに抜け出したHenningsが、相手GKを1対1のシーンを迎えるも、ここはVasiljがビッグセーブ。一方、その数分後にはEtienne AmenyidoとMarcel Hartelのシュートに対し、Kastenmeierが立て続けに好セーブを見せ、相手に得点を許さない (43分)。

後半：相手選手にレッドカード

前半に比べ、落ち着いたスタートを切ったフォルトゥナが後半最初のチャンスを作り出す。素晴らしいコンビネーションからIyohaが左サイドを抜け出し、ゴール前に折り返したところに、最後はPetersonがダイレクトで合わせるも、最後の最後で相手DFにブロックされ追加点には至らない (51分)。すると58分、この試合を決定づけるシーンが。Karbownikがファウルを受けた後、駆けつけたDawid Kownackiに対して相手センターバックのBetim Fazlijiが頭突き。これに一発レッドの判定が下り、フォルトゥナが30分以上数的優位の状況に。

St. Pauliが猛攻を仕掛けるもチャンスなし

デュッセルドルフは1人多いものの、1点を追いかけるSt. Pauliが徐々に圧力を掛け、フォルトゥナの陣地に押し込んでくる。それでも固い守備を見せるフォルトゥナが相手の攻撃をシャットアウト。途中交代で入ったDavid Ottoにシュートを放たれるものの、ここはゴールの枠を大きく逸れていく (87分、88分)。それ以外も、空中戦やセットプレーを最後まで見事に守り切り、無失点で完封勝利を収めた。これによりフォルトゥナは、カップ戦を含め4連勝を挙げることに成功した。

Hannoverとのアウェー戦へ

次節は3日後、11月8日(火)の18:30キックオフで開催されることとなっており、フォルトゥナはアウェーにてHannover 96と対戦する。