スターティングメンバー：1つのポジションを変更

Daniel Thioune監督は先週ホームで勝利を収めたFC Hansa Rostock戦のメンバーから、1つのポジションを変更してこの一戦に臨むことに。アペルカンプ真大に代わってJorrit Hendrixが出場。また、前節は欠場していたRouwen HenningsとNicolas Gavoryもベンチ入りした。これによりスターティングメンバーは、GK Florian Kastenmeierの前にMichael Karbownik、Christoph Klarer、Tim Oberdorf、Matthias Zimmermannの4バックが並び、中盤にはMarcel Sobottka、田中碧、Hendrix。サイドアタッカーにFelix KlausとKristoffer Peterson、そして最前線にDawid Kownackiが入る形でキックオフを迎えた。

前半：2度クロスバーを直撃

この試合は立ち上がりからHSVが流れを掴む展開に。試合開始早々、立て続けに危険なポジションからシュートを放たれるも、Laszlo Benesのシュートは2回ともクロスバーを直撃 (2分、8分)。その数分後、フォルトゥナは不運なことに負傷交代を余儀なくされてしまう。ゴール前でZimmermannとRobert Glatzelが衝突し、”Zimbo”は眉毛の近くをカット。これにより、右サイドバックに変わってNicolas Gavoryがピッチに入った (9分)。それでも14分、角度のないところから田中碧がゴールを狙うも、このシュートはゴールの枠を捉えられない。

Glatzelが先制点

すると、フォルトゥナが徐々に流れを掴み始めたかと思われた時間帯にHSVが先制点をマークする。Mario Vuskovicからのロングボールにフォルトゥナの左サイドを抜け出したBakery Jattaが、ゴール前に走り込んだRobert Glatzelにラストパスを送り、これをGlatzelに押し込まれ0-1に (21分)。一方のフォルトゥナは、互角な戦いを見せながらも、アタッキングゾーンで決定的なシーンを作り出せない。それでも、Gavoryのクロスから最後はSobottkaが合わせるも、ここは惜しくもゴールの枠を捉えれない。それと逆に前半終了間際、HSVが再び猛攻を仕掛けてくる。Jatta (44分)とVuskovic (45分)がビッグチャンスを迎えるも、ここはフォルトゥナの守護神Kastenmeierの好セーブで難を逃れる。

後半：Kownackiのゴールは無効に

ハーフタイム、Daniel Thioune監督は選手交代を行い、アペルカンプとIyohaのオフェンスの選手2人を投入。すると、試合の流れを掴み始めたフォルトゥナが相手のゴールネットを揺らして見せる。Hendrixからのスルーパスに抜け出したKownackiが、冷静にシュートを流し込むも、その前にオフサイドがあったとしてこのゴールは無効に (58分)。そしてフォルトゥナはこの時間帯、堅い守備で相手に追加点を許さない。53分にはMoritz HeyerのシュートにKastenmeierが再び好セーブを見せ、61分にはGlatzelのシュートをOberdorfが最後のところでブロック。

Jattaの決勝点

試合は時間が経過すると共に、相手チームがボールを保持しながらゲームをコントロールし、新たにいくつかのチャンスを作り出す。途中交代で入ったRansford-Yeboah Königsdörfferにヘディングシュートを放たれるも、ここもKastenmeierがセーブ (82分)。その少し後、フォルトゥナはまたもやポストに救われることに。途中交代で入ったSonny Kittelがドリブルで駆け上がり、放ったシュートは左ポストを直撃 (88分)。それでも試合終了間際の後半ロスタイム、フォルトゥナの右サイドを突破されると、そこからのセンタリングに最後はJattaにゴールネットを揺らされ0-2に (90分＋1)。こうしてタイムアップを迎え、フォルトゥナはHSVを相手に苦い敗戦を喫した。

次節はBielefeldとのホームゲーム

来週は代表ウィークとなるためリーグ戦はなく、フォルトゥナの次の試合は10月1日(土)の13:00キックオフで行われるArminia Bielefeldとのホームゲームとなる。