ベルギー1部リーグの首位を相手に2-2
KRC Genkとの非公開テストマッチで2人の選手が負傷
木曜日の午後、フォルトゥナは代表ウィークによるリーグ中断期間を利用してKRC Genkとのテストマッチを実施した。2-2で引き分けた試合、Jamil SiebertとGiovanni Haagは負傷交代を余儀なくされたものの、詳しい検査結果はまだ出ていない。
Genkはここまで14節を終えた時点で勝ち点31ポイントを獲得し、2位に5ポイント差をつけてベルギーのJupiler Pro Leagueで首位に立っている。Thibaut CourtoisやKevin De Bruyne、元フォルトゥナのJakub Piotrowskiなどが所属していたこのクラブは、今年7月からThorsten Fink監督を指揮をとっており、57歳の同監督はこれまでにドイツのFC IngolstadtやHamburger SVでも指揮官を務めていた。
スターティングメンバー:3-4-2-1
Ísak Jóhannesson、Valgeir Lunddal、Myron van Brederode、Joshua Quarshieは各国の代表に招集されており、Felix Klausが風邪で欠場したことにより、Daniel Thioune監督は以下のメンバーをピッチに送り出すことに。ゴールキーパーFlorian Schockの前に、Jamil Siebert、Marcel Sobottka、Jordy de Wijsの3バックを配置。中盤にはGiovanni HaagとNoah Mbambaがダブルボランチが入り、サイドには右にJona Niemiec、左にTim Rossmann。そしてトップ下にアペルカンプ真大と Danny Schmidtが並び、最前線にDzenan Pejcinovicが入る形でキックオフを迎えた。
前半:Genkが先制
前半立ち上がりはGenkが試合の主導権を握る展開となり、フォルトゥナは新しい3バックで守備を安定させたかったものの、22分にはペナルティエリア内で相手のキャプテンHeynenからのボールを受けたPierreにゴールネットを揺らされ、相手に先制点を許してしまう。フォルトゥナは反撃に出るも、ゴール前での精度を欠き、得点に繋げることができない。すると30分、ポゼッション率を高めるGenkに追加点を奪われてしまう。再びHeynenのパスから、裏へ抜け出したBonsu BaahにGKとの1対1を決められ0-2に。
Siebertが負傷交代
まずは1点を返したいフォルトゥナは、SchmidtのスルーパスにNiemiecが抜け出しシュートを放つも、ここは相手GKがセーブ。そして前半終盤、フォルトゥナにショックの瞬間が。右サイドでボールを受けたSiebertが膝を捻ってしまい、負傷交代を余儀なくされてしまう。これにより、Siebertに代わってTim Oberdorfがピッチへ。
後半:Haagが負傷
後半、フォルトゥナは前半からメンバーを1人だけ入れ替え、Schockに代えてRobert Kwasigrochを投入。一方、相手チームは多くの選手を入れ替えて後半戦に臨んだ。後半も前半と同じようにスタートし、まずはGenkが試合の流れを掴む。51分にはピンチが訪れるも、Oberdorfがゴールラインぎわでクリア。そして62分、フォルトゥナにとって2度目のショックが訪れる。タックルを受けたHaagが足首を負傷。これによりHaagに代わってMatthias Zimmermannがピッチに入り、さらにRossmannに代えてSima Susoを投入。
アペルカンプが得点
後半の途中からはフォルトゥナが試合の流れを掴み始める。まず、Pejcinovic がターンから左足でゴールネットを揺らすも、ここはオフサイドの判定。ゴールが生まれたのは84分だった。 アペルカンプが左からショートコーナーで素早くリスタートし、Niemiecに落としてもらったボールをペナルティーエリアの角からファーサイドの隅に素晴らしいシュートを決め1-2に。
Schmidtが同点弾をマーク
試合終盤はフォルトゥナがゲームの主導権を握り、最後には同点に追いつく。86分、アペルカンプのラストパスからPejcinovicがゴールネットを揺らすも、ここも再びオフサイドの判定。それでもその直後の87分、今度はPejcinovicのパスからDanny Schmidtがゴールを決め2-2!フォルトゥナはさらに勝ち越しゴールを狙って攻め込んだが、試合を完全にひっくり返すことはできず、引き分けでタイムアップを迎えた。