第19節・Fortuna Düsseldorf vs FC St. Pauli
フォルトゥナがFC St. Pauliに1-2で敗戦
土曜日の夜、フォルトゥナはホームにてFC St. Pauliに1-2で敗戦を喫した。フォルトゥナは前半序盤に2失点を喫し、そこからChristos Tzolisの得点で1点差に迫ったものの、最終的に同点に追いつくことはできずタイムアップを迎えた。
スターティングメンバー:Gavoryがスタメンに復帰
Daniel Thioune監督は4-3-3のシステムで首位St. Pauliとの一戦に臨んだ。ゴールキーパーFlorian Kastenmeierの前にEmmanuel Iyoha、Andre Hoffmann、Jordy de Wijs、Nicolas Gavoryが並び、中盤にはYannik Engelhardt、田中碧、Ísak Jóhannesson。そして最前線にJona Niemiec (右)、Christos Tzolis (左)、Vincent Vermeij (中央)が入る形でキックオフを迎えた。
前半:献上したPKで失点
試合立ち上がり、最初のビッグチャンスを迎えたのは相手だった。Manolis Saliakasからのクロスボールを受けたMarcel HartelがKastenmeierと1対1の場面を迎えるも、ここはフォルトゥナの守護神が立ちはだかる (3分)。その後はThioune監督率いるチームがボールを保持しながらゲームの流れを掴んでいく。しかし、フォルトゥナのゴール前でフリーキックを与えると、Eric Smithの蹴ったボールがVermeijの肘に当たり、相手にPKを献上。そして、これをHartelに決められ0-1とされてしまう (17分)。
Hartelの追加点
この得点で流れはSt.Pauliに傾き、そこから相手は巧みな攻撃を仕掛けてくる。すると27分、SaliakasのクロスからHartelにヘディングシュートでゴールネットを揺らされ0-2に。しかし、これで攻めないといけなくなったフォルトゥナは、そこから怒涛のプレッシャーを掛け、再び流れを取り戻す。30分、田中の素晴らしいスルーパスを受けたTzolisがペナルティエリア内で仕掛け、ゴール前に折り返すも、ここは惜しくも味方の選手に合わない。さらに前半終了間際、再びTzolisにチャンスが訪れる。Jóhannessonからボールを受けたTzolisが、得意の角度から切り込み、右足でファーサイドを狙うも、このシュートはゴールの枠を捉えられない (45分+1分)。こうしてフォルトゥナは2点ビハインドでハーフタイムへ。
後半:De Wijsのヘディングシュートは相手GKがセーブ
後半もフォルトゥナが良い立ち上がりをみせ、すぐにチャンスを作り出す。田中がドリブルで左サイドを突破し、素晴らしいパスをGavoryに送る。そして、Gavoryのクロスに de Wijsが頭で合わせるも、このシュートは相手GKの好セーブに阻まれてしまう。フォルトゥナはボールを保持しながら良い攻撃を仕掛けるものの、アタッキングゾーンでの精度を欠き、なかなかゴールを奪うことができない。一方、St. Pauliは素早いカウンターから追加点を狙いにくる。56分には3本のパスでゴール前までボールを運ばれ、最後はJohannes Eggesteinにシュートを放たれるも、再びKastenmeierがスーパーセーブを見せ相手に追加点を許さない。するとその1分後、今度はフォルトゥナにビッグチャンスが訪れる。シュートカウンターからVermeij、Jóhannessonと繋ぎ、最後はEngelhardtがゴール前で押し込み得点を挙げるも、その前にオフサイドがあったとしてこの得点は取り消しに (60分)。
Tzolisが反撃の狼煙を上げるも時間切れ
その後、試合は中盤での攻防が続くも、迎えた83分、Vermeijからのスルーパスに抜け出したChristos Tzolisが相手DFを交わして冷静にシュートを右隅に流し込み、1-2にしてみせる。もちろんフォルトゥナはそこから同点弾を上げるために猛攻を仕掛けたものの、最後まで相手の固い守備をこじ開けることはできず。こうしてフォルトゥナはリーグ首位のチームを相手に黒星を喫し、残念ながらホームで勝ち点を獲得することはできなかった。
St. Pauliとの連戦:Hamburgでのドイツ杯
フォルトゥナは3日後の1月30日(火)、ドイツ杯準々決勝で再びFC St. Pauliと激突する (20:45キックオフ)。