超満員のスタジアム、昇格、FORTUNA FÜR ALLE
2023年の振り返り:パート1
2023年が幕を閉じようとている今、ここではフォルトゥナの過去12カ月間を3回に分けて振り返っていく。まずはパート1、1月から4月をどうぞ。
1月
フォルトゥナはブンデスリーガ2部の後期開幕に向けて、1月2日から1週間スペインのMarbellaでトレーニングキャンプを実施。そこでフォルトゥナはBorussia Dortmundとのテストマッチ(1-5)など、ハードなプレシーズンを過ごしたが、リーグ後半戦では好スタートを切ることに成功。1月27日、フォルトゥナは1. FC Magdeburgに3-2で勝利を収めた。
1月の試合結果:
- ブンデスリーガ2部、第18節 (22/23シーズン): Fortuna Düsseldorf – 1. FC Magdeburg 3-2
ピッチ外での出来事:
- スポーツ分野における継続性:Klaus Allofs役員をはじめ、Daniel Thioune監督、Jan Hoepnerコーチ、Manfred Stefesコーチとの契約を延長。
- 43年間に渡りユースアカデミーセンターの”Waschfee(洗濯の妖精)”として働いていたBärbel Grumkeが定年退職へ。
- U14チームが室内サッカーの西ドイツ選手権で優勝。
- ドイツ・アンプティサッカーリーグ2022で優勝したフォルトゥナのアンプティサッカーの選手たちが、市庁舎のJan-Wellem広場にてDr. Stephan Keller市長に歓迎され、市のゴールデンブックに署名。
2月
スポーツの観点から見ると、2月はフォルトゥナにとって苦い月に。 SC Paderbornに大敗を喫し (1-4)、ドイツ杯ではPK戦の末、1. FC Nürnbergに敗れカップ戦敗退。それでもホームでのSV Sandhausen戦とEintracht Braunschweig戦には勝利を収め、この2試合で得点とアシストをマークしたヤングスターのJona Niemiecが注目を集めた。
2月の試合結果:
- ブンデスリーガ2部、第19節 (22/23シーズン):SC Paderborn – Fortuna Düsseldorf 4-1
- ドイツ杯、第3回戦 (22/23シーズン):1. FC Nürnberg – Fortuna Düsseldorf 5-3 n.E.
- ブンデスリーガ2部、第20節 (22/23シーズン): Fortuna Düsseldorf – SV Sandhausen 2-0
- ブンデスリーガ2部、第21節 (22/23シーズン):Greuther Fürth – Fortuna Düsseldorf 2-1
- ブンデスリーガ2部、第22節 (22/23シーズン):Fortuna Düsseldorf – Eintracht Braunschweig 3-1
ピッチ外での出来事:
- 2019年からFlinger Broichにあるユースアカデミーセンター(NLZ)のダイレクターを務めてきたFrank Schaeferが、本人の希望により6年半在籍したフォルトゥナを去ることに。
- 2月1日、Dominik Rollが管理・戦略・育成部門の責任者としてフォルトゥナのNLZに就任。
- フォルトゥナ ヘラーウ!フォルトゥナがRosenmontag(バラの月曜日)にファンと一緒にカーニバルを祝杯。クラブ独自のカーニバル山車とともにデュッセルドルフの中心街でのパレードに参加した。
3月
3月、Daniel Thioune監督率いるチームは無敗をキープ。右サイドバックのMatthias Zimmermannが初のドッペルパックをマークし、5-2で勝利したHansa Rostock戦に加え、コロナパンデミック以来初めてMerkur Spiel-Arenaが超満員 (51,200人収容)となったHamburger SV戦も記憶に残る一戦となった。
3月の試合結果:
- ブンデスリーガ2部、第23節 (22/23シーズン):Jahn Regensburg – Fortuna Düsseldorf 0-1
- ブンデスリーガ2部、第24節 (22/23シーズン):Fortuna Düsseldorf – 1. FC Heidenheim 1-1
- ブンデスリーガ2部、第25節 (22/23シーズン):Hansa Rostock – Fortuna Düsseldorf 2-5
- ブンデスリーガ2部、第26節 (22/23シーズン):Fortuna Düsseldorf – Hamburger SV 2-2
ピッチ外での出来事:
- 伝統のフォルトゥナ・競馬デーがGrafenbergの競馬場で開催され、競馬シーズンの幕開けを告げた。今年のフォルトゥナの競馬デーは、第10回目の記念すべき大会となった。
- フォルトゥナの女子U17チームが初シーズンで大成功を収めた。Anestis Tstentemeidis監督率いるチームは、初シーズンにKreisligaからB-Juniorinnen-Leistungsklasseに昇格。フォルトゥナは圧倒的な強さを見せつけ、ウィンターブレイク前に昇格を決めることに成功していた。
4月
フォルトゥナがホームでリーグ首位のDarmstadt 98、そしてKarlsruher SCを相手に2連勝を記録。Jordy de Wijsが後半ロスタイムに挙げた決勝ゴールは多くのファンが覚えていることだろう。一方で、アウェーでのArminia Bielefeld戦と1. FC Nürnberg戦はあまりうまくいかなかった。
4月の試合結果:
- ブンデスリーガ2部、第27節 (22/23シーズン):Arminia Bielefeld – Fortuna Düsseldorf 2-2
- ブンデスリーガ2部、第28節 (22/23シーズン):Fortuna Düsseldorf – SV Darmstadt 98 1-0
- ブンデスリーガ2部、第29節 (22/23シーズン):1. FC Nürnberg – Fortuna Düsseldorf 2-0
- ブンデスリーガ2部、第30節 (22/23シーズン):Fortuna Düsseldorf – Karlsruher SC 3-2
ピッチ外での出来事:
- フォルトゥナがDieter Bierbaum氏を追悼。何十年にも渡ってスタジアムMCとして活躍し、”The Voice”と呼ばれていたDieter氏は、重い病気により80歳でこの世を去った。
- 4月1日、Frank Schaeferの後任としてStefan Vollmerhausenがユースアカデミーセンターのスポーツダイレクターに就任し、Dominik RollとともにNLZのトップを務めることに。
特別な出来事:
- フォルトゥナがクラブの新たな戦略的方向性”Fortuna für alle"を発表。これは、フォルトゥナが長期的にデュッセルドルフの街で、そしてこの街のためにトップレベルのサッカーを提供できるようにするためのものであり、Hewlett Packard Enterprise (HPE)、Targobank、Common Goalとの長期的なパートナーシップによって実現した。特に、新たな戦略的方向性の重要な側面である”入場料無料で開催するホームゲーム”には世界中からの注目が集まった。