第16節・Fortuna Düsseldorf vs Holstein Kiel
フォルトゥナがKielに0-1で敗戦
日曜日の午後、フォルトゥナはHolstein Kielに0-1で敗戦を喫した。試合は18分、Lewis Holtbysに奪われた先制ゴールが決勝点となり、フォルトゥナは今年最後のホームゲームで勝ち点を獲得することができなかった。
スターティングメンバー:JóhannessonとGavoryが先発に復帰
Daniel Thioune監督は4-3-3のフォーメーションでKiel戦に臨むことに。ゴールキーパーFlorian Kastenmeierの前に、Tim Oberdorf、Jamil Siebert、Jordy de Wijs、Nicolas Gavoryの4バックが並び、中盤にはYannik Engelhardt、田中碧、Isak Jóhannessonを配置。サイドアタッカーには、Felix KlausとChristos Tzolis、そして最前線にVincent Vermeijが入る形でキックオフを迎えた。
前半:VARでレッドカードが取り消しに
Merkur Spiel-Arenaで行われた試合は、序盤から両チーム共にチャンスを作り出す展開となる。7分、KielのLewis Holtbyにミドルシュートを放たれるも、ここはゴールの枠を大きく逸れていく。一方、フォルトゥナにも立て続けにチャンスが訪れる。 まず、右サイドを駆け上がったOberdorfのシュートは相手GKにセーブされ、その後にTzolisが放ったシュートは僅かゴールの右へ (9分)。すると11分、Tom Rotheに対してタックルに入ったFelix Klausのプレーに主審は一度レッドカードを提示するも、VARの結果、レッドカードは取り消しとなり、イエローカードの判定に。
Holtbyの先制点、田中がライン際でクリア
前半18分、フォルトゥナは相手に最初のビッグチャンスをものにされてしまう。Philipp Sanderにゴールまで約25mの距離から放たれたシュートにはKastenmeierが好セーブを見せ、一度はクロスバーに当たるも、そのこぼれ球をHoltbyに頭で詰められ0-1に。Thioune監督率いるチームは、そこからなかなか自分たちの流れを掴むことができず、反対に”Störche”ことキールに押し込まれる展開が続く。24分、まず田中がコーナーキックからのピンチにゴールライン上ギリギリでクリアすると、29分には町野修斗のシュートをKastenmeieがセーブ (29分)。前半終了間際、フォルトゥナは少しづつ流れを掴み始め、37分には田中のロングパスに抜け出したJóhannessonが相手GKと1対1の場面を迎えるも、ここは決め切ることができない。こうしてフォルトゥナが1点ビハインドでハーフタイムへ。
後半:スピードに乗れないフォルトゥナ
後半に入り、ギアを上げたフォルトゥナだったが、コンパクトなKielの守備の前になかなか決定的なチャンスを作り出すことができない。Tzolis (53分、59分)やde Wijs (63分)がハーフチャンスを迎えるも、ゴールネットを揺らすまでには至らず。65分にはTzolisが得意の角度から強烈なシュートを放つも、ゴールの枠を捉えることができない。そこでThioune監督は交代のカードを切り、KlausとGavoryに代えてJona NiemiecとDennis Jastrzembskiを投入し、得点を奪いにいく。
Engelhardtのシュートはクロスバー直撃、Jastrzembskiのスーパーブロック
なんとか1点が欲しいフォルトゥナは猛攻を仕掛け、JóhannessonのコーナーキックからEngelhardtがヒールで合わせるも、ここはクロスバーを直撃 (73分)。さらに77分、途中交代で入ったアペルカンプ真大がミドルシュートでゴールを狙うも、このシュートはゴールの上を越えていく。そんな前がかりになったところにKielがカウンターを仕掛け、Fiete ArpがGKとの1対1の場面でKasteimeierを交わして無人のゴールへ流し込むも、最後の最後、Jastrzembskiがスライディングでなんとかブロックし、相手に追加点を許さない (90分)。その後、もちろんフォルトゥナは全力で1点を奪いにいったものの、最後まで得点を上げることができず、0-1のままタイムアップを迎えた。
来週はMagdeburgとの前期最終節
来週土曜日(12月16日、13:00キックオフ)、フォルトゥナはブンデスリーガ2部の前期最終節で、数日前にもドイツ杯で対戦した1. FC Magdeburgと再び激突する。そしてその後、チームはウィンターブレイクに入ることとなる。