蜂プロジェクト:フォルトゥナとOFCがサステナビリティの模範を示す
クラブがファンに花の種を配布
今週土曜日、ピッチ上ではフォルトゥナとKickers Offenbachがドイツ杯第2回戦進出を掛けて激突する。一方、ピッチ外では、両クラブ共に独自の鉢プロジェクトを行なっている。そこで両クラブは、ドイツサッカー協会(DFB)の”地球温暖化対策”キャンペーンの一環として、ドイツ杯第1回戦にスタジアムへ訪れるファンにそれぞれ1,000包の花の種を配るアクションを実施することに。
ミツバチは、この地球上のすべての人々にとって、経済的・農業的な面だけでなく、生態系においても特別な重要性を持っている。ミツバチは受粉において非常に重要な役割を担っており、これがなくなれば我々人間が食料として食物している約75%に影響を与え、多くの植物種が完全に死滅してしまう。ドイツでは植物や果物の栽培において、農業収量の約85%をミツバチなどの昆虫に依存している。
しかし、残念ながらミツバチは存在は、都市化や農薬の使用、ウイルスなどによって深刻な状況に脅かされている。そこでミツバチの保護に貢献したいと考えているフォルトゥナとOFCが、蜂プロジェクトの一環として各クラブがドイツ杯第1回戦の試合に訪れたファンに1000包の花の種を配布するアクションを実施する。
フォルトゥナ・デュッセルドルフとKickers Offenbachが行なっている蜂プロジェクトについて:
フォルトゥナ・デュッセルドルフ:
養蜂クラブであるApidea mellifica e.V. Düsseldorfは、4年前からフォルトゥナのパートナーとなっており、クラブは養蜂クラブと共にサステナビリティにおいて模範となるべく、蜂プロジェクトをスタートさせた。このプロジェクトは、養蜂の普及と促進を図り、重要な果物の花や農作物、野生植物の肥料になるようにすることを目的としている。そこで、フォルトゥナはMerkur Spiel-Arenaの近くに独自の蜂ボックスを設置。ミツバチのコロニーは半径3〜4kmに及び、Nordparkやライン川沿いなど、理想的な餌場を見つけることができている。2018年に生産されたフォルトゥナ蜂蜜は、ゴールドパフォーマンスメダルを受賞している。
Kickers Offenbach:
Kickersもサステナビリティ・プログラム”NATÜRlich OFC”の一環として、ピッチ外で社会的・環境的責任を果たしていきたいと考えている。例えば、クラブはスタジアムの敷地内に独自の鉢ボックスを配置して養蜂家が世話をしており、蜂蜜の収穫はOFCとクラブのパートナーに利益をもたらしている。また、OFCはシーズン中、1ゴールが決まるごとに、Offenbach地区にあるミツバチなどの昆虫の生息地に果樹を1本植えるアクションを行なっている。



