初対決とお馴染みの顔ぶれ
新しくブンデスリーガ2部に参戦するクラブをチェック
入れ替え戦も終わり、来シーズンのブンデスリーガ2部に参加するクラブが出揃った。新しく2部リーグに参戦するのは、Arminia Bielefeld、Greuther Fürth、1. FC Magdeburg、Eintracht Braunschweig、1. FC Kaiserslauternの5クラブだ。ここでは、そんな2022/23シーズンに対戦することとなる1部から降格、3部から昇格をしたチームをチェックしていく。
Arminia Bielefeld
ブンデスリーガに2年間所属していたArminia Bielefeldだったが、昨シーズンは17位に終わったため2部リーグへの降格が決定した。Bielefeldがブンデスリーガから降格するのはこれで8回目となっており、これまでに彼らより1部から2部に降格した回数が多いのは1. FC Nürnbergのみ (9回)となっている。ブンデスリーガ2部でのフォルトゥナとBielefeldの戦績は、これまで13回の対戦で9勝4分3敗とフォルトゥナが勝ち越しており、2018年3月に行われたここ最近の対戦でも、フォルトゥナが4-2で勝利を収めていた。
Greuther Fürth
2021年5月、リーグ最終節でフォルトゥナに3-2で勝利し、ブンデスリーガ昇格を決めていたGreuther Fürth。しかし昨シーズン、第31節にホームでBayer Leverkusenに1-4で敗れたことで、2部降格が決定していた。これまでチームを率いていたStefan Leitl監督がHannover 96の指揮官に就任したため、FürthはすでにMarc Schneider監督を新しい指揮官として迎えている。これまでブンデスリーガ2部で最も多くの試合数 (1,126試合)を記録しているGreuther Fürthは、来シーズンもその記録を更新することとなる。2部リーグで合計1,667ポイントを獲得している”Kleeblatt”ことFürthは、リーグ歴代順位で1位となっている。
1. FC Magdeburg
フォルトゥナ・デュッセルドルフと1. FC Magdeburgは、ブンデスリーガ2部でまだ一度も対戦したことがない。過去6回の対戦はすべて旧レギオナルリーガ・ノルドで行われたもので、最後に対戦した2008年3月の試合では、2-0でMagdeburgに軍配が上がっていた。昨シーズン、Christian Titz監督率いるチームは3部リーグで素晴らしいパフォーマンスを発揮し、4試合を残してチャンピオンに輝いていた。そんなMagdeburgが2018/19シーズン以降2度目となるブンデスリーガ2部でのシーズンに臨む。
Eintracht Braunschweig
昨シーズン終盤、昇格争いを繰り広げていたライバルであるKaiserslauternがViktoria Kölnに0-2で敗れたことで、Eintracht Braunschweigの2部リーグ自動昇格が決定した。これで、Michael Schiele監督は”Löwen”ことBraunschweigを1年で再び2部リーグに昇格させることに成功。フォルトゥナとEintrachtは創設年が1895年と同じで、大きな歴史を持つクラブであり、フォルトゥナが初めてブンデスリーガに昇格した1966年に、両クラブはすでにドイツ最高峰のリーグで初対決していた。その後は、ブンデスリーガ、2部、3部、レギオナルリーガ・ノルド (4部)、ドイツ杯などで52回に渡り対戦しており、その中でも特に3部リーグだった2008/09シーズンの第35節、5-5でタイムアップを迎えた試合が印象に残っている。その試合ではフォルトゥナのゴールキーパーMichael MelkaがBraunschweigのPKを2本もセーブしていた。
1. FC Kaiserslautern
Dynamo Dresdenとの入れ替え戦に臨んだ1. FC Kaiserslauterng。ファーストレグはスコアレスで終えたものの、セカンドレグで2-0と勝利を挙げ、4年ぶりとなるブンデスリーガ2部復帰を果たした。そんなチームには、キャプテンのJean Zimmer、Marlon Ritter、そしてセカンドチームに所属していたBoris Tomiakと、元フォルトゥナの選手が3人所属しており、レギュラーとして2部リーグ復帰に大きく貢献。ちなみに、ブンデスリーガ2部におけるフォルトゥナとKaiserslauterngの戦績は、6勝5分1敗と明らかにフォルトゥナが優勢となっている。



