フォルトゥナの日本人トリオが出場
2-1で勝利を収めたDarmstadt戦後の日本人3人のコメント
今季ホーム最終戦となったSV Darmstadt 98との一戦、フォルトゥナはアリーナに駆けつけた31,622人のファンの前で素晴らしいパフォーマンスを発揮し、リーグ2位のチームを相手に2-1で勝利を収めた。そんなホームゲームでは第26節のPaderborn戦に続き、再びフォルトゥナの日本人トリオが出場。田中とアペルカンプは先発出場し、ベンチスタートとなった内野も85分に途中交代でピッチに入り、トップチームでのホーム初出場を果たしている。
試合後、スタメンフル出場を果たした田中碧は「勝ってよかったです」と落ち着いた表情で述べ、12試合負けなしが続いていることに関しては「負けないことが大事なんで、しっかりとこれを継続して、また次も勝てればいいかなと思います」とコメント。後半、相手に少し押し込まれた時間帯については「前回のDarmstadt戦の時も同じような感じで、あぁなることはわかってたので、その中で失点しないことだけ考えていました。PKで1点は返されましたけど、最後勝てたのでよかったかなと思います」と田中。来週の今季最終戦に向けては「最後しっかり勝って今シーズンを終えたいと思います」と力強い言葉を述べた。
素晴らしいパフォーマンスで2点目の起点にもなったアペルカンプ真大は、「今日、相手にとっては勝たないといけない試合で、もちろん彼らは上にいるチームなのでクオリティはありますし、僕たちもそういう相手と試合ができるのをとても楽しみにしていました」と試合前の心境を語り、試合内容については「試合への入り方は素晴らしかったですね。前半10分で2-0でリードできるのは、自分たちが正しいことしかしていないということなので、プレーしていても楽しかったです。後ろからもしっかりと繋いで、僕がトップ下の位置で上手く受けられたシーンも何回かあったので、それはよかったと思います」と振り返った。後半については、「後半は相手がシステムを変えたことで勢いづいて、相手のファンも大勢いたので難しかったですけど、最終的に2-1で守りきれたことは非常に重要でしたし、それができたのもDF陣のおかげです。素晴らしい1日になりました」と喜びを見せた。
そして、トップチームで今季ホーム初出場を果たした内野貴史は「最近2試合続けてベンチに入れて、いつか出番が来ると信じてずっと準備していたので、いきなりその出番が来てもそこまで緊張せずに良い感じで入れました」とコメント。試合終盤、2-1で相手もなんとか後1点を狙いにくる難しい状況でピッチに入ったことについては、「フォルトゥナがチームとして今シーズン最後の最後でやられることが多くて、それで苦しんできていたので少しだけ嫌なイメージもありましたけど、そこはあまりいろんなことを考えず、積極的にみんなに声をかけたりチームにポジティブな要素となれるよう、自分にできることだけに集中しました」と内野。また、ホームで初出場したことについては「雰囲気がアウェー戦と全然違いました。前期はU23チームと共にスタンドから試合を見ていたので、すごい雰囲気だということはわかってましたけど、いざ実際にピッチに立ったらそれを上回る迫力でした。それを経験できて嬉しかったですし、またこういうゲームを毎週コンスタントにできるような環境に自分の身を置きたいという欲も出てきています」と更なるステップアップへの意欲を口にした。



