第32節・1. FC Heidenheim vs Fortuna Düsseldorf

リーグ残留が決定！フォルトゥナがHeidenheimに3-1で勝利

金曜日の夜、フォルトゥナは1. FC Heidenheimに3-1で勝利し、ブンデスリーガ2部残留を決めた。試合は前半にJakub PiotrowskiとFelix Klausの得点でフォルトゥナがリードを奪い、後半立ち上がりに1点を返されるも、Christoph Klarerが決勝点をマーク。フォルトゥナはこれで無敗記録を11試合に更新している。

スターティングメンバー：De WijsとNareyの代わりが必要に

Daniel Thioune監督はDresden戦のスタメンから4つのポジションを変更してこの一戦に臨んだ。これにより、Felix Klaus、Kristoffer Peterson、Jakub Piotrowski、Christoph Klarerの4人が先発に名を連ねた。なお、Jordy de WijsとKhaled Nareyは肋骨の負傷で欠場し、Adam Bodzek、Florian Hartherz、Marcel Sobottkaも欠場することとなった。一方でDaniel Ginczekは試合メンバーに復帰。

 

前半：Piotrowskiの初ゴール、Klausの追加点

この試合はRouwen Henningsのスペクタクルなチャレンジから始まった。2分、Tobias Mohrのパスミスをカットしたフォルトゥナのストライカーが、すかさずゴールまで30mの距離からロングシュートを放つも、ここは僅かにゴール右へ逸れていく。その後は大きなチャンスもなく、フォルトゥナはボールを保持する相手に対し、コンパクトに守備を行う展開に。すると20分、フォルトゥナが先制点を奪うことに成功する。右サイドでEdgar PribとMatthias Zimmermannが繋ぎ、最後はフリーでボールを受けたJakub Piotrowskiがゴール前約20mの距離から左足でシュートを放つと、これが相手ゴールネットを揺らして1-0に。そして、この得点はポーランド人MFにとってフォルトゥナでの初ゴールとなった。その後もフォルトゥナは安定した守備を行いながら、Heidenheimのミスをついて追加点を奪って見せる。左サイドから切れ込んだKristoffer Petersonがシュートを放つと、一度は相手GKに阻まれるも、そのこぼれ球をKlausが押し込んで2-0とする (31分)。

 

Klausに2点目のチャンス

ここから試合はよりオープンな展開となる。Petersonが3点目のチャンスを得た一方で (36分、ゴール上へ)、HeidenheimのTim Kleindienstもゴールを狙ってくる。センタリングのこぼれ球にシュートを打たれるも、ここはPribとNicolas Gavoryが体を張ったディフェンスで相手にゴールを許さない (40分)。そして、前半のラストチャンスは再びKlausに訪れ、ペナルティエリア右端から強烈なシュートを放つも、ここはFCHのゴールキーパーに阻まれる形に (42分)。

 

後半：Maloneの得点で1点を返されるも、Klarerのヘディングで勝ち越しに成功

コロナに感染しているFrank Schmidt監督に代わってこの試合の指揮官を務めたBernhard Raabコーチは、ハーフタイムに4人の選手を交代させることに。すると、この交代が功を奏し、Heidenheimが勢いづく。Maurice Maloneからのクロスが、選手たちの間を通ってそのままフォルトゥナゴールに吸い込まれ2-1に  (47分)。1点差となったHeidenheimは、さらにそこから猛攻を仕掛けてくる。Oliver Hüsingが同点ゴールのチャンスを迎えるも、ここはフォルトゥナの守護神Kastenmeierが立ちはだかる (52分)。この展開で再びフォルトゥナが同点に追いつかれるのではないかと思った人もいたかもしれない。ただ今日は違った。56分、PribのコーナーキックにKlarerが強烈なヘディングシュートでゴールネットを揺らして3-1とし、再びリードを2点差に広げることに成功する。

 

田中に追加点のチャンスが

これでHeidenheimがリスクを冒して攻撃してきたことによりフォルトゥナにスペースが生まれ、立て続けにチャンスを作り出すも、Petersonのシュートは相手GKに阻まれ (60分)、途中交代で入った田中碧の速いグラウンダーのクロスはあと少しのところでHenningsに合わず (65分)。その5分後、アペルカンプ真大の絶妙なクロスから、ゴール前に駆け上がった田中がダイレクトで合わせるも、ここは惜しくも相手GKにキャッチされてしまう (70分)。一方で、フォルトゥナは安定した守備を続け、Heidenheimにチャンスを作らせない。しかし、試合終了間際の85分には、Kleindienstのヘディングシュートが左ポストに直撃するなど、運がフォルトゥナの味方をするシーンもあった。最終的には3-1のままでタイムアップを迎え、堅い守備と得点力を発揮して勝利を収めたフォルトゥナが、無敗記録を11試合に伸ばすことに成功した。また、この勝利はDaniel Thioune監督の下でのアウェー戦初勝利となった。

 

Dartmstadtとの今季ホーム最終戦へ

今シーズンのホーム最終戦となるSV Darmstadt 98戦は、5月6日(金)の18:30キックオフで開催される。今季ホーム最終戦をスタジアムで応援したい方は、オンラインチケットショップからチケットを入手することが可能となっている。