2部リーグからヨーロッパへ?
対戦相手チェック:FC TWENTE ENSCHEDE
フォルトゥナの代表組が各国の代表チームへ向かっている間、デュッセルドルフに残っているメンバーは有名クラブとのテストマッチを実施する。3月24日(木)、Merkur Spiel-ArenaにFC Twente Enschedeがやってくる (13:00キックオフ)。ここでは、Twenteに所属するおなじみの顔ぶれや、エールディヴィジでのチーム状況などをチェックしていく。
おなじみの顔ぶれ
Twenteには、ブンデスリーガでもデュッセルドルフでもおなじみの選手が所属している。その中には、2014年から2017年までフォルトゥナでプレーしていたLars Unnerstallも所属しており、Schalkeのアカデミーで成長を遂げたゴールキーパーは、フォルトゥナにてブンデスリーガ2部で10試合に出場していた。そんなUnnerstallは現在、Twenteの正ゴールキーパーとして活躍している。他にも、昨年Arminia BielefeldでBayernを相手にゴールを決めたMichel Vlapや、2020/21シーズンに1. FC NürnbergでプレーしていたVirgil Misidjanなど、ドイツのクラブと契約していた選手たちもプレーしている。また、Dimitrios Limniosは現在、1. FC KölnからTwenteにレンタル移籍している。そしてもう1人、センターフォワードのRicky van Wolfswinkelは間違いなく特筆すべき選手だろう。プレミアリーグ (Norwich City)やスペインのラ・リーガ (Betis Sevilla)でもプレーしたことのある33歳のベテランは、今シーズンTwenteですでにリーグ戦12得点を決めており、非常に高い得点能力を誇る。
FC Twenteの転落と昇格
FC Twente Enschedeは、過去10年間に優勝1回 (2009/10シーズン)、カップ戦優勝3回、そして上位グループでシーズンを終えたのが数回と、オランダで最も成功しているクラブの1つである。しかし3年前、クラブは30年ぶりにオランダ2部リーグへ降格を余儀なくされてしまう。それでもTwenteはすぐに2部リーグでチャンピオンになり、1年でエールディヴィジに復帰。その後、昇格1年目は14位、2年目は10位と着実に順位を上げ、Ron Jans監督率いるチームは今シーズン、Ajax、PSV、Feyenoordに次ぐ4位につけており、再びヨーロッパリーグへの出場権を狙っている。なお、代表ウィークによるリーグ戦中断期間の後、TwenteはPSVとの上位対決が待っている。



