「ものにすることができなかった」
#F95HSV 後の各コメント
このクラブが決して退屈なクラブではないことをフォルトゥナファンなら知っているだろう。そして、今日行われたHamburger SVとのホームゲームも、ハラハラドキドキする展開が繰り広げられた。試合は結果的に、多くのチャンスを作り出したフォルトゥナが試合終盤に先制点を挙げたものの、試合終了までラスト1分となる土壇場で同点ゴールを許し、両チームが勝ち点1を分け合うこととなった。そんな悔しい試合後の各コメントは以下の通り。
Daniel Thioune監督:
「最後しっかりとものにできなかったということが、今日唯一失敗した部分です。今日は多くのことが上手くいき、長い時間良い試合展開を繰り広げました。自分たちが嫌なところに相手を進入させず、自分たちがボールを保持しているときはチャンスを作り出しました。特に我々はカウンターから危険なシーンを作りだし、例えば前半終了間際にポストを直撃した”Emma”のシュートのシーンは、本当に良い形でシュートまで持っていきました。チャンスはたくさんあったものの、最後のところで冷静さを欠いてしまいました。その部分でもっと落ち着けていれば、もっと早くリードを奪うことができたはずです。Adamの先制点は、ただシュートを打つだけでなく、ボールをしっかりと流し込むという冷静さとクオリティの高さがありました。あの時間帯に得点を奪えたのは非常に良かったです。一方で、我々もいくつか運が良かったシーンもありました。最後は、HSVが決して諦めないチームであるということを目の当たりにしたと思います。全体として、セットプレーをもっとクレバーに守るべきだったので、良い結果とは言えません。我々の今日のパフォーマンスが良かっただけに、勝ち点2ポイントを逃したことが悔しいです」
Hamburger SV、Tim Walter監督:
「今日は良い試合ができませんでした。自分たちのやりたかったことが、ピッチの上で表現できませんでした。試合中、我々はスピード感がなく、エネルギーに欠けていました。それによりボールロストが多くなり、相手にカンターを仕掛けられることに繋がってしまいました。それでも、我々は最後まで自分たちを信じてプレーし続けました。そして最後、その気持ちが得点という形で報われたことを嬉しく思います」
Adam Bodzek:
「今は悔しさが残っています。最後の最後で本当に苦い失点でした。全体的には非常に良い試合ができたと思います。我々は早い段階でも1-0や2-0にするチャンスがありました。1-0の状況で、試合終了間際のセットプレーとなると、常に失点する可能性はあります。ただ、1-1というのは試合内容に相応しい結果ではありません。勝たないといけない試合でしたが、チャンスをものにできず、最後の最後まで守り切ることができなければ、あのように不思議な形で同点ゴールを喫することもあり得るということです。自分のゴールについては、もちろん私はRouwenのように常に得点ランキングに入るような選手ではないので、こうしてまた得点できたことは嬉しいです。しかし、現時点では同点ゴールを喫した悔しさが勝っています」
「前半で試合を決めることができたはずです。前半に1点でも2点でも取れていれば、試合の終わり方は違っていたでしょう。ゴール前に関しては、まだやるべきことがたくさんあります。今シーズンはロスタイムに失点することがあまりにも多過ぎます。今後はしっかりと勝利をものにしなければなりません。それでも、この1-1という結果を次に繋げたいと思います」
田中碧:
「勝てれば良かったですけど、僕自身としては毎試合課題が見つかるので、それを改善していくだけです。その部分としっかり向き合っていきたいと思います。個人的にはあまり良くなかったですし、もっとやらないといけません。ただ今までも、できないことがたくさんあっても少しづつできるようにしてきたので、それをここでもできればと思っています」



