第22節・Fortuna Düsseldorf vs FC Schalke 04
2:1!フォルトゥナがSchalkeとの日本人対決を制す
フォルトゥナが素晴らしいパフォーマンスを発揮!Daniel Thioune監督の初戦、フォルトゥナはFC Schalke 04に2-1で勝利を収めた。Blendi Idriziに先制を許し、1度はリードを奪われるも、後半にKhaled NareyとRouwen Henningsの得点で逆転に成功。数多くのチャンスを作り出したフォルトゥナが試合を有利に進め、Schalkeに攻撃の隙を与えなかった。
スタメン:Thioune監督が2つのポジションを変更
Daniel Thioune新監督は、敗戦を喫したKiel戦のスタメンから2つのポジションを変更してこの試合に臨んだ。これによりKhaled NareyとRouwwen Hennningsが入り、Robert BozenikとFelix Klausはベンチスタートとなった。フォルトゥナは4-4-2のフォーメーションを起用し、前線をフレキシブルに動かすシステムを採用。
前半:2回のチャンスで良い立ち上がりを見せたフォルトゥナ
最初の数分で、フォルトゥナはアリーナに集まった1万人の観客に待望の勝利をプレゼントする意思を示した。Thioune監督率いるフォルトゥナはSchalkeに走り負けることなく相手陣地でプレッシャーをかけ、何度も早い段階でボールを奪って見せる。最初のチャンスは試合序盤に訪れた。コーナーキックから、まずはDaniel Ginczekのヘディングシュートが右ポストへ流れると、そのこぼれ球がJordy de Wijsの足元に。しかし、de Wijs放ったシュートはラインぎりぎりのところでAndre Hoffmannに当たってしまう (9分)。一方、Schalkeのチャンスはフォルトゥナにとってそこまで危険ではなく、Simo Teroddeのヘディングシュートはゴール左を逸れていく (13分)、その直後、相手キーパーMartin Fraislがロングボールのバウンドを誤って予測し、Nareyがチャンスを迎えるも、相手キーパーがギリギリのところでクリア (25分)。
Nareyは先制のチャンスを逃し、Idriziはしっかりとゴールネットを揺らす
前半の終盤には両チームが大きなチャンスを迎え、片方は得点につなげるも、もう一方は決められない。フォルトゥナのチャンスは、アペルカンプが左サイドからファーサイドポストへ絶妙な低いボールを送り、ゴール前にフリーで走り込んでいたNareyがシュートを放つも決められない (37分)。するとその5分後、スコアボードが動く。Rodrigo Zalazarがフォルトゥナ左サイドを突破し中にパスを送ると、Teroddeは空振りをするも、その後ろから走り込んがBlendi Idriziにゴールネットを揺らされ、”Königsblau”ことSchalkeに何もないところから先制点を奪われてしまう (42分)。
後半:フォルトゥナが逆転
フォルトゥナがハーフタイム前に喫した失点で「またか…」と肩を落としたと思ったファンもいただろう。しかし、今日のフォルトゥナは違った。後半開始からギアを上げ、続けていた攻撃が功を奏す。実際は少し長くなったパスを追い続けたNareyがセンターバックのMarcin Kaminskiに走り勝ち、ついに待望の同点弾を決めて見せる (47分)。そして、それだけでは終わらないのが今日のフォルトゥナだった。56分にはNareyが中央にパスを送り込み、そこへ走り込んでいたHenningsがゴールネットを揺らし逆転に成功 (56分)。その数分前、フォルトゥナのストライカーがゴール前でフリーでボールを受け、リードを奪わなければいけないシーンを迎えるも、ゴールまで数mの距離から放ったシュートはFraislにセーブされてしまう (52分)。その後、Henningsがミドルシュートで狙うもゴールには至らず、Nareyのアクロバティックなシュートも枠を捉えられずに追加点は奪えない (60分)。
両チームにチャンス
終盤、試合は一進一退の攻防に。Schalkeが猛攻を仕掛けてくるものの、フォルトゥナはしっかりと相手との距離を詰め、激しいデュエルを繰り広げる。そんな中、Darko Churlinovが絶好のチャンスを迎えるも、Florian Kastenmeierが好セーブを見せ追加点を許さない。その直後、Thomas Ouwejanのシュートはディフェンダーに当たってコースが変わり、ポストの僅か横をそれていく (70分)。その10分後、ここまでフォルトゥナの固いディフェンスの前に、思うような仕事をさせてもらえなかったteroddeがヘディングシュートを放つも、ボールに上手くボールを捉えられず、Kastenmeierがしっかりとキャッチ (80分)。一方のフォルトゥナはMathias Zimmermannがミドルシュートでゴールも狙うも、板倉滉のブロックに合い (79分)、Nicolas Gavoryが狙いすましたシュートもFraislにセーブされてしまう (87分)。Schalkeは交代出場で入ったSalif Sanéが最後の望みをかけてシュートを放つも、これはゴール上へ (87分)。こうしてタイムアップを迎え、逆転に成功したフォルトゥナが2022年初勝利を掴み取った。
ホーム連戦でAueを迎え撃つ
来週日曜日、2月20日にフォルトゥナは再びホームゲームを控えており、Merkur Spiel-ArenaにてFC Erzgebirge Aueを迎え撃つ (13:30キックオフ)。



