Bericht

2022/02/08 | ニュース

「フォルトゥナを再び良い軌道に乗せる」

DANIEL THIOUNE監督が記者会見で述べた重要なコメント

新監督が就任!火曜日の午後に行われた記者会見にて、Daniel Thioune監督の就任が正式に発表された。そんな記者会見でフォルトゥナの新監督とKlaus Allofs役員が述べた重要なコメントは以下の通り。

フォルトゥナのDaniel Thioune監督が…

 

…フォルトゥナの監督就任を決断したことについて:

「私は今シーズンもブンデスリーガ2部を注意深くチェックしていましたし、この部門を自分の主要エリアとして捉えています。この数カ月間、何度も問い合わせがありましたが、それには100%一致するものでなければなりませんでした」

 

…契約前の数時間について:

「最後の数日間、数時間、そして最後の夜はとてもダイナミックでした。クラブとチームのことで非常に忙しく、ほとんど寝ていません。私にとって、今日はスタッフのメンバーやチームを取り巻く環境を知ることが重要です。水曜日には、初めてチームとコンタクトすることとなります。このチームには絶対に現状を打破するポテンシャルがあります。明日からまたサッカーのグラウンドに立つのが非常に楽しみです」

 

…監督として自身のスタイルについて:

「もちろん、成功を成し遂げる監督でありたい思っています!しかし、この答えはちょっと簡単すぎるかもしれませんね。私はエネルギーに満ち溢れており、それは私のチームも同じです。私は自分のチームがボールを持っているときはせっかちになり、横ではなく縦へ進むこと、そしてチームがボールを失うと私は子供のようにできるだけ早くボールを取り返したいと思います。ピッチ上での集中力の質を高め、特定のスペースを上手く使ってより目的にかなったサッカーを展開したいですね。選手たちがアタッキングゾーンでより多くのゴールを決められるよう、もっとチャンスを作り出していくことが、監督である私の役目です。しかし、まずは結果を出すことが大切です。それが、私のサッカーをすぐに表現することよりも重要なことです。特に先週末、私は全力でゴールを守ろうとするチームを目の当たりにしました。今、彼らはゴールを決めることに助けが必要です」

 

…選手との関わり方について:

「監督には何よりも高い専門知識と高い社交性の2つが必要です。この仕事は何よりも人との関わりであることを優先させなければなりません。人としてしっかりと接すれば、その人の中にある何かを解放することができます。これまでもそう考え、選手とは上手く付き合ってきたつもりです。我々はアクティブなサッカーをしたいと思っていますが、それには皆がこれに対して熱くなりお互いに高め合うことで、最も力を発揮することができます」

 

…これまでのフォルトゥナとの接点について:

「フォルトゥナはドイツサッカー界に偏在しています。また、時にはトップに立ち、時にはオーバーリーガでプレーするなど、多くのカテゴリーも経験しています。このクラブにはそれだけ長い伝統があります。私はこのクラブを再び良い軌道に乗せたいと思っています」

 

…フォルトゥナで若い選手を育成する可能性について:

「フォルトゥナは長年に渡り優れた育成を行ってきているので、ユースアカデミーセンターでの成果を生かさない手はありません。ここ数年、何人ものタレントがトップチームに昇格しています。それは私も同じ考えです。ユースのコーチはすでに何人か知っていて、例えばU17チームのJens Langeneke監督とは選手時代に一緒にプレーしたこともあります。NLZと私の間の距離は非常に近いと言えます」

 

…自身のサッカーキャリアの始まりについて:

「子供の頃、サッカーグラウンドの向かいに住んでいました。当時はスマートフォンもない時代ですから、サッカーをするのに必然でしたね。その後、VfL Osnabrückに入り、そこでブンデスリーガ2部に進出することができました」

 

…ブンデスリーガ2部について:

「このリーグにはビッグネームと伝統を持つクラブが犇いているので、決して簡単にはいきません。ここ数年、上位にいたチームは、そこにいるべくしていたということです。我々もその道を歩みたいと思っていますし、そのためには2部リーグで上位に食い込める距離に戻りたいと思っています。でも、それは先の話です。まずは次の13試合でできる限りの成功を収めることが重要です」

 

…日曜日、Schalke 04とのホームゲームに1万人の観客を動員できることについて:

「ファンでいっぱいのスタジアムでサイドラインに立つのは、約2年ぶりになります。選手と同じで、我々監督にとってもファンがいなければサッカーは成り立ちません。彼らはスープで言うと塩です。だからこそ、日曜日に行われるSchalkeとのホームゲームのことを考えると鳥肌が立ちます。たとえ1万人しか観客が集まらなくても、その雰囲気をとても楽しみにしています」

 

…Jan Hoepnerコーチについて:

「私が受けた2016年の指導者講習からは、例えばJulian NagelsmannやDomenico Tedescoのような才能ある人材を何人も輩出しました。このような講習では、内容だけでなく人からも多くのことを学ぶことができます。そこで何人かの指導者と親しくなったのですが、そのうちの1人がJan Hoepnerでした。彼は長年Leverkusenで働いているだけでなく、ラインラントの人間であり、若者に対する良い感覚があって、フォルトゥナのユースアカデミーセンターの仕組みも知っています。サッカーに対する考え方が似ていることからも、長い間意見交換も行っていたので、この一歩を一緒に踏み出そうと説得するのは難しいことではありませんでした」

 

…デュッセルドルフに到着したことついて:

「デュッセルドルフに来たのは、この素晴らしい街を見るためではなく、フォルトゥナにスイッチを入れるためです。それだけで仕事は十分にあります。どこかのタイミングで少しリフレッシュに街の様子を見にいきたいと思いますが、監督としては第34節以降でないとそういうわけにもいきません」

 

…自身が好むシステムについて:

「私は柔軟性を持ってシーズンに臨みます。しかし今は、Schalke 04戦と残り13試合の短期決戦に備えることが重要です。また、選手が自分たちのシステムでやりやすく感じていることが重要なので、チームの声にも耳を傾けるつもりです。なので、これからどのシステムでプレーするかはまだ固定していません」

 

Klaus Allofsスポーツ役員が…

 

…Christian Preußer監督の解任について:

「昨日、Christianとは電話で話し、今日は私の家でゆっくりと朝食をとりながらこの決断について説明しました。このことを聞いて彼は残念に思っていましたが、彼の気持ちは理解できます。それからは良い会話ができ、絶対的に良い形での別れとなりました。これは決して簡単な決断ではありませんでした。Kielでは新加入と共に状況を好転させるチャンスをChristianに与えましたが、特に直近の4試合の結果を見ると、これは正しい判断だと思います。試合数が少なくなり、順位表を見ても危険な状況であることは否定しません。そのために今回、監督交代を決断しました」

 

…Daniel Thioune監督との契約について:

「Christian Preußerと歩んできた道からは外れたくありませんでした。Danielもそれを体現してくれると思いますし、すでに多くの経験も積んでいます。我々は苦しい状況に置かれても、やはり視野を広げて考えていきたいと思っています。Danielと話をしていて、この仕事を引き受けるエネルギーと覚悟があることを感じました。OsnabrückでもHSVでも、Danielにとって決して楽な仕事ではなかったものの、彼はその課題を上手く乗り越えました。彼のスタイル、エネルギー、そしてサッカーに対する考え方は、我々にとてもよく合うと確信していますし、彼となら降格圏内から抜け出すことができると確信しています」

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