「ワクチンを接種するべき」
ULF BLECKERチームドクターがインタビューに登場:「チームから感染した選手の状態は良い」
現在、フォルトゥナから6人の選手に陽性反応が確認されており、彼らは自宅隔離を余儀なくされているため、トレーニングに参加できていない。それでもUlf Bleckerチームドクターは、彼らの状態や復帰時期を把握している。今回のインタビューにてドクターは、フォルトゥナの現状だけでなく、全体的なコロナ禍の状況、特に現在感染が拡大しているオミクロン株について語っている。
Ulf Bleckerチームドクターが…
…チーム内でのコロナ感染状況について:
「この2年間でチーム内から何度もコロナ感染者が出ました。それでも幸運なことに、どの選手も症状はひどくなく、健康を損なうことはありませんでした。これからもそうであることを願っています。今、感染している6人の状態は良く、全員無症状です。これまでの波では選手に必ずなんらかの症状が出ていましたが、今回は少し違います。それはワクチン接種とブースター接種のおかげです。このことは、オミクロン株の波に対して十分に準備している人に関しては症状が軽度であること、あるいは無症状であることを期待させるものとなっています」
…選手の復帰の可能性について:
「州首相会議では義務とされる隔離期間を短縮することが決定しました。以前までは14日間でしたが、現在は10日間となっており、7日目以降に検査をして陰性であれば隔離から出ることができます。さらに、我々の選手のようにブースター接種を終えており、無症状である感染者については、5日後に検査をすることが可能となっています」
…チーム隔離の可能性について:
「選手、監督コーチ陣、チームスタッフのほぼ100%が2回のワクチン接種、またはブースター接種を終えているので、我々はチーム隔離をする必要はありません。これは我々にとって非常に良い状況だと言えます」
…隔離後の選手について:
「症状の有無にかかわらず、コロナ検査の後、全選手が特別な診断を受けます。メディカルチェック、血液検査、心臓専門医や肺専門医による徹底的な検査を行います。ですので、すぐに再びトレーニングに戻ることはありません」
…日常生活で気をつけるべきことについて:
「周りの人との接触に改めて気を配り、人と会う時間を減らすこと。そして、マスクは必須です。マスクは特に医療分野で多くの命を救っています。マスクがなければ医師や看護師、医療従事者は皆、病気になっていたでしょう。多くの人と一緒にいるときは、マスクを着用した上で接触を減らすことが重要です」
…オミクロン株の特徴について:
「オミクロン株はデルタ株とは明らかに違います。嗅覚と味覚がなくなるという症状はほとんどみられていません。症状は鼻水、頭痛、寝汗、皮膚の変化などです。すべて比較的穏やかな症状ですが、もう一つ大きな違いとしては、オミクロン株の方が感染力が強いということです。それにより感染者が急増しているのです。あまり重度の症状が出ていないのは、不幸中の幸いです。デルタ株のような症状の深刻さに加え、オミクロン株のような強い伝染力があれば、大変なことになっていたでしょう」
…ワクチン接種について:
「オミクロン株の波がきている今、大事なのは病院に過重な負荷を掛けないことです。その中で苦しむのはワクチンを接種していない人たちで、感染した場合、大きなダメージを受けることになります。ワクチン未接種者がまだ約2000万人となっており、この数字を下げることができていないのが心配です。私から言えることは、ワクチンを接種するべきだということです。人々は普通の生活に戻ることを願っています。ワクチンを接種することが、それを実現させるための道筋です」



