MASCHSEEでのドイツ杯へ

対戦相手チェック：Hannover96

先週日曜日、Karlsruher SCを相手にホーム初勝利を挙げたフォルトゥナは、その4日後となる10月27日(水)にアウェーにてHannover 96とのドイツ杯第2回戦に臨むこととなる (20:45キックオフ)。ここでは、そんな次の対戦相手となるニーダーザクセン州のチームを紹介していく。

過去にこの大会で快進撃を見せたクラブ

Hannoverはこのカップ戦で他のチームが成し遂げたことのないことを成し遂げている。1992年、Hannoverは2部リーグのチームとして決勝戦まで勝ち進み、2部リーグのチームとして初めてドイツ杯のチャンピオンに輝いた。また、彼らはこれまでに2部リーグのチームとして優勝を果たした唯一のチームとなっている。その大会ではVfL BochumやBorussia Dortmunを下してベルリンへの切符を手にし、OlympiastadionではBorussia Mönchengladbachと対戦。そこでHannoverはPK戦で勝利を収め、見事に優勝を飾っていた。しかし、それ以降は1992年ほどの成功を収められておらず、準々決勝に進出したのが2回となっており、それも2006年のこと。 昨シーズンのドイツ杯では、第2回戦でWerder Bremenを相手に敗退していた。

 

新しい監督

今夏、Hannoverは新しくJan Zimmermann監督を迎えて今シーズンをスタートさせた。州都で生まれた42歳の監督は、Hannover郊外にあるレギオナルリーガ (4部)に所属するTSV Havelseで指揮官として3部リーグに昇格した経験を持っており、Hannoverはそんな監督の下、今季ここまで3勝6敗2分けで勝ち点11ポイント獲得し、現在14位につけている。ちなみに、Hannoverが最後に勝利したのは9月中旬に行われたKiel戦となっており、それ以来Zimmermann監督率いるチームはリーグ戦4勝目を待ち望んでいる。

 

中盤の攻撃力

今シーズン、Hannoverで最も危険なストライカーはもうすでにクラブを去っている。Werder Bremenに移籍したMarvin Duckschは、今季5試合で3得点をマークしていた。そんな彼を除けば、Sebastian Kerkが最もスコアラーポイントを記録している選手となっている。この夏にVfL Osnabrückから移籍を果たした27歳のMFは昨シーズン、同クラブで20スコアラーポイントを挙げる活躍を見せていたものの、チームは降格を喫していた。そんなKerkは現在、Hannoverで3得点1アシストを記録しており、攻撃的MFであるSebastian Ernst  (1得点、3アシスト)と並んでチームで最もスコアラーポイントを挙げている選手の1人となっている。

 

第1回戦を難なく突破

8月初旬に行われたドイツ杯第1回戦、Hannoverはレギオナルリーガ・ノルドに所属するEintracht Norderstedtと対戦。Hannoverは4部リーグのチームを相手にPhilipp Ochsが先制点を挙げ、Marvin Duckschのドッペルパックでリードを広げると、最後はFlorent Muslijaがダメ押しゴールを奪い、アウェーにて4-0で難なく勝利を収めて第2回戦へと駒を進めている。なお、この試合はJan Zimmermann監督がHannoverで挙げた公式戦初勝利となっていた。