Bericht

2021/08/25 | ニュース

「日本からのサポートをより強く感じている」

田中碧がインタビューに登場

田中碧にとってこの数週間は刺激的な日々となった。まず、母国日本からデュッセルドルフへ移籍を果たし、その後オリンピックのため再び日本へ。そして先週末のHolstein Kiel戦で、この日本人MFはついにフォルトゥナでのデビューを飾った。そんな田中がインタビューに登場し、新天地での第一歩、オリンピックでの経験、そして次のSchalke戦などにについて語っている。

デビューの後に多く称賛の声が上がっていました。自身ではキール戦をどのように評価しますか?

「特に何もしていないというか、途中交代で入ったのでチームを勝たせることが1番大事だと思っていたので、そういう意味では引き分けで終わったことを考えると自分は何もできなかったと思います。ただ、デビュー戦の中で色々感じたものもありますし、少しではありますけど自分のプレーも出せたので、その部分は良かったと思います」

 

フォルトゥナアプリでファンが選ぶマンオブザマッチに選出されましたが、フォルトゥナファンに良い印象を与えられたということはどういった意味を持ちますか?

「それは素直に嬉しいですね。本当にすごく熱狂的なサポーターの前でプレーできたので、自分自身もすごく楽しかったですし、そういうファンの方々のためにももっとやらないといけないと感じました」

 

フォルトゥナのホームスタジアムで初めてプレーした感想を聞かせてください。また、スタジアムの雰囲気はどうでしたか?

「すごく熱くて、日本とは違った良さがありました。本当に熱いサポーターがたくさんいますし、1つのプレーにおいても良いプレーにはしっかりと称賛してもらえますし、すごくやっていて楽しかったです。最初はベンチにいましたけど、これだけ盛り上がっているスタジアムに驚きました」

 

オリンピックの影響で合流が数週間遅れましたが、オリンピックで学べてこと、経験できたことを教えてください。

「世界トップの選手たちと対戦することで、自分がそういった選手たちとどれだけ離れているのかっていうことをすごく感じましたし、メダル獲得を目指していた中で取れなかったことはすごく悔しかったですけど、いろんなことを経験できました。ただ、ここがゴールではないのですし、この経験をこれから活かすのか活かさないのかは自分次第だと思います。オリンピックからがすごく大事で、ここから難しいA代表に変わってくると思うので、そこに向けてまたそこで感じたものを出せれば良いと思います」

 

自国開催のオリンピックを経験し、一選手として戦った気持ちを教えてください。

「すごく誇りに思いますし、本当にたくさんの方々に支えられ、応援してもらっているということを実感できたので、まだまだやらないといけないということを同時に感じました。無観客でしたけど、素晴らしい経験ができたと感じます」


今回が初の海外移籍となりましたが、オリンピックが終わってドイツへ向けて出発する時の気持ちは、フォルトゥナでプレーすることを楽しみにしていましたか、それとも少しホームシックという気持ちがありましたか?

「もちろん日本を離れる寂しさはありました。ただ、自分自身はサッカー選手として上に行くために来ている部分がありますし、ヨーロッパで1試合でも多く試合に出ることが自分のステップアップであったり自分自身のためになると思うので、そういう意味ではワクワクというか、早く試合がしたいなぁという気持ちで来ました」

 

日本には碧のファンが多くいますね。そこで今回、フォルトゥナがブンデスリーガ2部では唯一日本で放送されるクラブとなりましたが、日本からのサポートを感じますか?

「それはすごく感じますし、日本を離れてからより感じています。自分のプレーでたくさんの人に勇気を与えられる存在に少しはなれているのかなぁと思いますし、そういう方々のためにもピッチの上で自分を表現していくことがすごく大切なのかなと思いますね」

 

日本生まれで、日本語も話せるアペルカンプ真大もサポートしてくれていると思いますが、彼のサポートはどれぐらい重要でしたか?そして選手として彼をどうみていますか?

「本当に心強い存在です。ただ、彼に頼りすぎることは自分のためにも良くないと思っているので、彼とはなるべく英語で話したりしています。プレーの面では自分が言うまでもなく、このチームでずっと育ってきた選手で、力があって期待もされていますし、技術もしっかりしていて本当に良い選手だとみています」

 

デュッセルドルフの日本コミュニティーとすでに何か接点はありますか?また、デュッセルドルフの印象を聞かせてください。

「本当に住みやすい街だと感じています。日本食もそうですが、いろんな方々に支えてもらえる部分がたくさんありますし、そういう人たちのためにも自分はピッチの上で恩返しができるチャンスがあると思うので、そこで自分がプレーして結果を残すことが大事になると思います」

 

次節に向けてですが、シャルケはオリンピックで共に戦った板倉選手を獲得しました。ドイツの地で日本人と対戦することは特別な意味を持ちますか?

「まずはシャルケという素晴らしいチームと対戦できることにワクワクしています。それに加え、小さい頃から一緒にやってきた選手が相手にいるっていうのは驚きでもありますし、考えられないという感じではあるので楽しみです。どんな風になるのかは想像はつかないですが、楽しんでやれればいいかなと思います」

 

土曜日の試合には何を期待していますか?そしてチームとしてどういった試合にしたいですか?

「まずは勝つことが1番求められていることだと思います。僕自身もそこに向けてピッチで自分のプレーができれば良いと思いますし、前回の試合よりもっと自分らしさというのは出せるかと思います。もちろん試合に出るか出ないかはわからないですけど、出た時にしっかりとプレーで示していければチームを良い方向に導けるんじゃないかと思いますし、勝ち点3を取ることが今チームに必要なことなので、しっかりと勝利して帰って来られれば良いと思います」

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