2021/08/21 | ニュース
アオ、ようこそ!
フォルトゥナでのデビューを果たした田中碧にフォーカス
フォルトゥナのファンが初出場をこれほど待ち望んだことはこの夏以外にあっただろうか。金曜日の夜、夏の新加入である田中碧がデビューを果たし、交代直後からフォルトゥナを強化できるということを証明した。
田中はピッチに立った瞬間からフォルトゥナファンが期待していたプレーを見せる。オリンピック日本代表選手である彼はピッチ全体で存在感を発揮し、自陣ペナルティーエリアでボールを奪うだけでなく、前線でも相手チームが怖れる選手となった。特に目立ったのは22歳のMFが何度もボールを要求し、常にボールの近くにポジションを取り、パスを受けられる準備をしていたことだ。チームメイトも自然と彼を中心に試合を組み立てる形となったのは、35分間で42回ボールを受けるという驚異的な数字を見れば一目瞭然だろう。
このパフォーマンスを見たChristian Preußer監督は満足感を見せ、「アオが我々の補強になることはすでにトレーニングで示しています。彼のパフォーマンスにはとても満足しています。それと同時に、彼はまず新しい国、新しいリーグ、そして新しい言語と文化に慣れなければならないので、我々は忍耐強く向き合わなくてはなりません」と試合後の記者会見で語っている。
そんな田中自身はこの引き分けに満足しておらず、「今日は勝ち点2ポイント失ったと思っています。ホームなので勝たなければいけません」と語るフォルトゥナの背番号4番は、続けて「まずはチームが勝つことが1番ですし、ゴールやアシストで勝利に貢献できれば良いと思います」とコメント。彼がデビュー戦で見せたような素晴らしいパフォーマンスを続けることが出来れば、フォルトゥナでの初勝利も時間の問題だろう。



