KULTURLISTE DÜSSELDORFが障がい者のためのガイドを発表

州都のインクルージョンに大きな貢献

慈善団体である”Kulturliste Düsseldorf e.V.”は、2012年から”Culture for all”をモットーに多くの人々がデュッセルドルフとその周辺地域で開催されるスポーツや文化イベントに参加できるよう推進してきた。その中でも長い間、経済的に恵まれない人たちの文化的イベントへの参加に焦点を当てている。そんなフォルトゥナの長年に渡るソーシャルパートナーであるKulturlisteは、7月よりインクルージョンとバリアフリーの分野にも関与しており、80ページのガイドを作成してデュッセルドルフのスポーツ・文化施設のバリアフリーに関する情報を紹介している。

このプロジェクトの責任者であるJudith Eilers氏は「障がい者にも情報を提供することは、文化や教育における平等を示すための前提条件です。しかし、残念ながらそれが提供されていないことがよくあります」とガイドの必要性を説明。

 

”バリアフリー・ガイド”では、デュッセルドルフ市内の約40の文化施設における障害物やインクルーシブなサービスについての情報を提供しており、フォルトゥナのホームスタジアムであるMerkur Spiel-Arenaの情報も掲載されている。このガイドはシンプルでわかりやすく、各会場へ車椅子でアクセスする方などの質問にも答えており、クラブはソーシャルパートナーと共にインクルージョンというテーマについてより理解を深め、これをさらに活性化していくことを重要視している。またKulturlisteは、このプロジェクトの一環として自らもよりバリアフリーにしていきたいと考えており、その例として慈善団体のホームページを簡単な言葉に翻訳したり、様々なボランティア活動の講習会などを行い、州都が可能な限りバリアフリーであることによる良い例を示している。

 

障がいをお持ちの方がフォルトゥナのスタジアムを訪れる際の情報はこちらから (ドイツ語)。