Bericht

2021/08/10 | ニュース

安定したシーズンに

対戦相手チェック:安定したシーズンを望むNÜRNBERG

1. FC Nürnbergはここ3年間、自らの期待に応えられていない。”Club”ことNürnbergはブンデスリーガから降格した後、2019/20シーズンには3部との入れ替え戦に臨み、最後の最後で2部残留を成し遂げていた。昨シーズン、キャプテンEnrico Valentiniを中心としたチームはRobert Klauß監督のもとで安定したパフォーマンスを見せ、11位でシーズンを終えていた。そんなNürnbergは今年、史上最強の2部リーグと言われる中で安定したシーズンを送り、上位に食い込んでいくことを目標としている。

ドラマチックな入れ替え戦を振り返る

2019/20シーズン、昇格の野望を抱いてスタートを切ったNürnbergだったが、その目標とは裏腹に最後までヒヤヒヤするシーズンとなる。遅くともシーズンの半分を過ぎた頃、Nürnbergの多くの人が今シーズンは昇格を逃すことよりもさらに深刻な問題に直面する可能性があるということに気づいていただろう。そしてシーズン終盤、15位につけていたNürnbergは最終節でKarlsruher SCに追い抜かれ、3部との入れ替え戦に臨むことに。そこで、Christian Mathenia擁するチームはFC Ingolstadtと対戦。ホームのMax-Morlock-Stadionにて行われたファーストレグでは2-0の勝利を収めたことで、Ingolstadtでの試合へ勢いを持って臨んだNürnbergだったものの、アウェーでのセカンドレグで3点を奪われたことにより彼らは一気に降格の危機に晒される。しかし試合終了間際、Fabian Schleusenerが最後の1秒で執念のゴールを挙げ、伝統クラブを残留に導いていた。それ以来、Nürnbergは再びポジティブなシーズンを望んでいる。

 

期待の新加入選手Möller Daehli

昨シーズンの後期にGenkから”Club”にレンタル移籍を果たしたMats Möller Daehliは、Robert Klauß監督率いるチームを支える存在となっている。彼のパフォーマンスはNürnbergの首脳陣を納得させており、Dieter Heckingスポーツ役員は「彼は非常に短い期間で、チーム、ファン、クラブから高い評価を得ています。Matsはチームを強化してくれました」とコメント。そのため、Olaf Rebbeスポーツダイレクターがこの夏の完全移籍に尽力し、その結果26歳の攻撃的MFを獲得。Genkでの1年間の経験を経て、ブンデスリーガ2部に復帰した元St. PauliのMöller Daehliは、今後長期的に”Club”の攻撃的サッカーを牽引することが期待されている。

 

開幕から2戦連続で引き分け

今シーズンここまでAue、Paderbornと対戦し、勝ち点2を獲得した1. FC Nürnbergは、現在2部リーグの順位表で11位につけている。Nürnbergはホームで迎えたシーズン開幕戦でErzgebirge Aueに0-0で引き分けた後、その1週間後のSC Paderborn戦にも2-2のドローでタイムアップを迎えている。それでも彼らの攻撃的サッカーは、Paderbornでのアウェーゲームで初めてそのクオリティを示し、特にMöller Daehliはクラブがなぜ彼を必ずチームに残しておきたかったのかという理由を証明して見せた。彼はまず自らが得点を挙げ、その4分後にはセンターフォワードのSchäfflerへのアシストをマークして2-1に。試合は終始Nürnbergが支配していたものの、試合終了間際に不運な形で同点弾を許し引き分けに終わっていた。一方のドイツ杯では、レギオナルリーガ (4部)に所属するSSV Ulmを相手にMFのTaylan Dumanが決勝ゴールを挙げ、1-0の僅差で勝利を収めている。

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