「素晴らしい街だから来たのではなく、成功するためにここへ来た」
OLIVER BENDTがMCを務めるフォルトゥナのポッドキャストにCHRISTIAN PREUSSER監督が登場
Christian Preußer監督が”Rot & Schweiß”の新シリーズに登場。ベルリン出身のPreußer監督は、首都で一番おいしいカレーソーセージが食べられる店やアメリカンフットボールならどのポジションが自分に合っているのか、またロッカールームで流れる音楽をどう思っているかなどについて語っている。また、フォルトゥナの指揮官はドイツのプロサッカーにおける若手選手の育成についても語り、Freiburgでの教え子たちがどのようにしてプロへ、そしてオリンピック代表選手へと飛躍していったのかを説明。同監督はフォルトゥナでもすでにアカデミー出身のタレント選手に目をつけており、将来性のあるチームに喜びを見せている。
東ベルリンで育ったPreußer監督は、今でも好んでトレプトウ・ケペニックの実家を訪れる。その隣町のアルトグリニッケでサッカーを始めたフォルトゥナの指揮官は、若くしてU15チームを率いて成功を収めて以来、指導者としての情熱を育んできた。また、スポーツマネジメントの勉強と並行してRot-Weiß Erfurtでインターンシップを開始し、後に同クラブのU19チームの監督やNLZ (ユースアカデミーセンター)のチーフに就任。Preußer監督は「この時期にU12チームからU19チームまですべてのカテゴリーでいろいろなことを試すことができたので、非常に良い経験になりました」とErfurtでの時間を感謝の気持ちと共に振り返る。Erfurtでは3部リーグの監督を務めた後、クラブを去っていた。
その後、当時オーバーリーガ (5部)に所属していたSC Freiburgのセカンドチームの指揮官に就任したPreußer監督は「Sport-Clubの全体的なコンセプトは非常に素晴らしく、持続可能なものです。これが成功を収めるためのコンセプトです」とFreiburgの育成組織について語る。U23チームではそれまでの3部リーグのように”結果が全て”ではなかったため、彼はそこで若手選手をトップチームに引き上げる方法を学ぶ。
そして今、デュッセルドルフでそのFreiburgでの5年間の経験を活かしている。Preußer監督は「これまでの年月が私を指導者として成長させてくれました。弱点を補い、強みを強調するためには、プレーのシステムを選手に合わせる必要があるということを学びました」と自身の哲学を語る。
春にフォルトゥナと何度も話し合いを行った後、指揮官として就任が決定したPreußer監督は「それと同時に仕事も始まりました。伝統クラブでは結果を出さなければならないというプレッシャーが大きいので簡単でないことはわかっていますが、私はここで持続可能なものを作り上げたいと思っています」と自分の課題への難しさを熟知している。また、メディアとの対応に関しても「フォルトゥナが関心を集め、人々がクラブのことについて話すのは素晴らしいことです」と語る監督は、クラブの魅力を理解しつつ「それでも、まずは自分たちのパフォーマンスをクラブ内で評価します。外部からの評価はその後です」と言及。その上で、選手とのコミュニケーションを大事にし、決定事項をきちんと説明するところもPreußer監督の特徴だ。
一方、自宅ではリラックスし、サッカーとプライベートをできる限り分けて考えているPreußer監督だが「それでも先日のBremen戦のようなエモーショナルな試合や、あのような敗戦の後は自宅でも落ち着いていられません。しかし、おそらくそれが野心を持った監督なのかもしれません」と白熱した試合後の心境を説明した。
Merkur Spiel-Arenaでの初のホームゲームでの雰囲気に素晴らしい印象を受けたPreußer監督は、今後もさらに多くのフォルトゥナファンがホームゲームに訪れることを願っており「対戦相手にデュッセルドルフのあの雰囲気の中で試合に勝つことは難しいと思わせる必要があります。その場の雰囲気はインスピレーションを与えることができますし、悪い時間帯を乗り切る大きなサポートにもなります。それでも、現在の状況でスタジアムに行くのを控えたいという方の意見は尊重します」と観客の重要性を強調している。
このポッドキャスト及び、他すべてのエピソードはSPOTIFY、フォルトゥナのホームページ、フォルトゥナアプリで試聴可能となっている (ドイツ語)。



