Bericht

2021/07/15 | ニュース

偶然の出会いと素晴らしい雰囲気

ここ数年のシーズンオープンデーを振り返る

どのリーグ、どのクラブ、どの年でも、夏になるとすべてのサッカーファン、監督、選手たちは”今年こそは我々の年になる!”と確信している。そんな期待を込め、これまで何年にも渡って行われてきたフォルトゥナのシーズンオープンデーが今週土曜日に開催。ここでは、ここ数年のシーズンオープンデーでのアクションや奇妙な偶然を振り返っていく。

フォルトゥナが2012年のブンデスリーガ昇格後、ポルトガルのトップクラブであるBenfica Lissabonをアリーナに迎えて行われたシーズンオープンデーは、過去10年間で最も伝説的なシーズンオープンデーだったと言えるだろう。イエローカードの判定に抗議したベンフィカのキャプテンLuisaoが主審のChristian Fischer氏を倒してしまい、試合は39分で終了。この異例の事態にフォルトゥナは、チーム内での紅白戦を実施する判断を下す。当時のPeter Frymuth元会長は「親善試合にこれほど多くの観客が集まるだけでなく、テレビで生中継されるクラブはそうそうない」と微笑みを見せていた。そして、それまでベンフィカとの親善試合を放映していたSport1は、引き続きフォルトゥナの紅白戦を放送することに。ちなみに当時のコーチであり、現在はクラブ首脳陣であるUwe Kleinスポーツ役員が主審を務めて行ったこの紅白戦は、2-2で終了となった。

 

その他のシーズンオープンデーはより調和のとれたものとなり、2016年にはフォルトゥナとファンが共に週末3日間を通して祝い、初日の夜にはファンパーティ、2日目に親善試合、3日目に盛大なファミリーデーが開催された。

 

その1年後、2017年に行ったSporting Charleroiとの親善試合では、相手チームのストライカーが注目の的になり、これが後に偶然の出会いとなる。まず、このストライカーは素晴らしいオーバーヘッドキックで先制点を奪うと、後半にはイエローカードの警告2枚で退場となった。そんな彼の名はDodi Lukebakio。Lukebakioはこの試合の1年後にフォルトゥナへ移籍を果たし、2018年にミュンヘンで3-3とした試合でハットトリックを決めるなど、フォルトゥナファンにとっては切っても切れない関係となっている。

 

昨年のシーズンオープンデーはデジタルのみでの開催を余儀なくされたものの、親善試合の生配信やデジタルでのアクションなどを通して、異例となる形でも何千人ものファンがフォルトゥナのシーズンオープンデーを共に祝った。そして今回、2021年のシーズンオープンデーにはファンが再びアリーナに戻ってくることとなる。今週土曜日に行われるベルギー1部リーグのOud-Heverlee Leuvenとの親善試合のチケットはオンラインショップで購入可能となっている。

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