LIMASSOLとのテストマッチは2-2のドローに

SobottkaとNareyが得点をマーク - PKで2失点

オーストリアでの2試合目となるAEL Limassolとのテストマッチは2-2の引き分けに。プレガーテンで行われた一戦は、Marcel SobottkaとKhaled Nareyのゴールでフォルトゥナが試合開始15分後で2点リードを奪ったのもも、PKで2失点を喫し、最終的に2-2で試合終了を迎えた。

スターティングメンバー：Preußer監督が3バックを起用

Christian Preußer監督は、このキャンプ最後のテストマッチに新しいフォーメーションで臨み、GK Raphael Wolfの前に初めてChristoph Klarer、Adam Bodzek、Florian Hartherzの3バックを起用。そして、Khaled NareyとLeonardo Koutrisをサイドハーフに配置し、中央MFにはアペルカンプ真大とMarcel Sobottka。最前線にはNicklas ShipnoskiとKristoffer Petersonに並び、復帰を果たしたRouwen Henningsが入る形でキックオフを迎えた。

 

前半：デュッセルドルフの電光石火

試合開始2分、相手選手の不用意なパスに反応したShipnoskiがボールを奪取すると、そのまま相手ペナルティエリア内にクロスを上げ、そこに走り込んだSobottkaがゴールネットを揺らしてフォルトゥナが先制点を獲得。それだけでなく、10分後にはフォルトゥナがさらにリードを広げる。Hartherzからの素晴らしいダイアゴナルパスを受けたNareyがペナルティエリア内に侵入し、左足でシュートを決めて2-0に (13分)。しかし、序盤で2点リードを奪ったフォルトゥナがその後少し攻撃のギアを緩めたことにより、両チーム共にほとんど得点のチャンスを作り出せない展開となる。

 

しかし39分、ペナルティエリア内でKlarerが相手選手を倒してしまい、AELにPKを献上。これをElosman Euller Silva Cavalcantiに決められ2-1に。その後、前半には特に動きはなく、2-1のままハーフタイムへ。

 

後半：5人の選手を入れ替え

これまでのテストマッチとは対照的に、フォルトゥナの指揮官はハーフタイムにチーム全員を入れ替えることはせず、Bodzek、アペルカンプ、Sobottka、Shipnoski、Petersonに代えて、Jakub Piotrowski (センターバック)とMatthias Zimmermann (中央MF)を新たなポジションで試し、Edgar Pribを”Zimbo”ことZimmermannと共に中央MFに配置。そして、Emmanuel IyohaとKelvin Oforiが攻撃的なサイドアタッカーのポジションに入った。

 

後半立ち上がり、Wolfがこの夜最も素晴らしいセーブを見せる。ループパスに抜け出したTorres Jimenez Manuelがゴール前でフリーになりシュートを放たれるも、フォルトゥナのGKがスーパーセーブを見せ相手に得点を許さない (48分)。 一方、フォルトゥナもOforiが後半最初のチャンスを得るも、シュートはゴール右へ逸れていく (49分)。

 

それ以外では、フォルトゥナの安定したディフェンスラインがUEFAカンファレンス・リーグに出場するLimassolに対して上手く対応し、相手にほとんどチャンスを作らせない。一方のフォルトゥナは立て続けにハーフチャンスを作り出し、73分にはセンターバックの位置から攻撃参加したPiotrowskiが何人かの相手を交わしてLex-Tyger Lobingerへラストパスを送り、交代したばかりのセンターフォワードが相手GKに向かうも、彼のシュートは最後のところで相手DFのブロックに合い得点には至らない (73分)。守備の面では、LobingerからWolfへ不用意なバックパスを相手に奪われそうになる危険なシーンを迎えるも、ここはWolfがなんとかクリアして難を逃れる (84分)。

 

そして、多くの人がこのまま終わりかと思っていた試合終了間際、コーナーキックからPhil Siebenのシュートが阻止されると、AELのGKがすぐさまボールを大きく前へ送りカウンター。この速攻に対応したDaniel Bunkが自陣のペナルティエリア内でのファウルを取られ、主審が再びPK判定を下す。このPKにWolfが良い反応を見せたものの、Andrija Majdevacにゴールネットを揺らされ同点に (90分)。こうして試合は2-2の引き分けで終了。なお、フォルトゥナは金曜日にデュッセルドルフへと戻ることとなる。