「この経験は誰にも奪われないもの」
自身のU21欧州選手権についてアペルカンプ真大がインタビューに登場
アペルカンプ真大にとってこの数週間は非常に特別なものとなった。本人にとってはビッグサプライズとなったものの、フォルトゥナの若きゲームメーカーは当初、欧州選手権に向けたドイツU21代表チームのトレーニングキャンプに追加メンバーとして招集されていた。しかし、そこで説得力のあるプレーを見せたアペルカンプは、最終的に大会に臨む最終メンバーに選出される。そして先週土曜日、ドイツ代表は決勝戦でポルトガル代表に1-0の勝利を収め、U21欧州選手権で優勝を飾った。ここでは、そんなアペルカンプがインタビューに応じ、U21ドイツ代表の印象を語っている。
シンタ、欧州選手権優勝おめでとう!決勝戦の終盤はどのような経験ができたかな?
「壮絶でした!我々がゴールを奪った後、私はベンチで隣に座っていた選手に”これまでに経験したことのないほど、長い30分になると思う”と話をしていました。それがまさにその通りとなり、時間が経つのが非常に遅く感じました。ポルトガルが我々のゴールに近づくたびにソワソワしましたが、我々の守備陣が非常に安定していたので、何も起こらないだろうという感覚はありました。彼らは本当に素晴らしいパフォーマンスを見せたと思います」
メダルを首にかけられた後、メダルにキスをしている姿がテレビに映し出されていたけど、その時はどんな気持ちだった?
「衝撃的な気持ちでした。自分がメダルを受け取り、トロフィーを持ち上げられたことは、本当に信じられませんでした。普通ならテレビでしか見られないようなシーンですからね。この経験は誰にも奪われないものです。スポーツ面で関して言えば、これまで経験した中で最も素晴らしいものとなりました」
残念ながら大会中は出場機会に恵まれなかったけど、U21ドイツ代表チームでの活動を振り返って、個人的にはがっかりしている?それともタイトルを獲得したことに満足している?
「出場機会には恵まれませんでしたが、私は絶対的にポジティブな気持ちで帰国しました。もちろん、選手たちはみんなプレーしたいと思っていますし、それは私の目標でもありました。それでも、今回の大会で得たものはポジティブなものばかりです。本来はトレーニングゲストとしての参加しか予定されていなかったのにも関わらず、最終的には欧州選手権の最終メンバーに選出されました。それもドイツ代表としてです。最終的には、その場にいれた喜びがそれ以外のものを上回りました。次のU21欧州選手権は2023年ですが、私の目標はそれまで継続して代表チームに参加することです。そのためには今、全力を尽くさなければなりません」
U21ドイツ代表での活動の中で一番嬉しかったことは何だった?メンバーに選出されたこと、トロフィーの授与、それとも全く別のこと?
「欧州選手権優勝は、もちろん信じられないものでした。審判が試合終了の笛を吹いた瞬間が一番気持ち良い瞬間だったかもしれません。我々はサイドライン側に立ち、彼に試合終了の笛を吹くように叫んでいました。しかし、メンバーに選出されたことも本当に驚きました。あの段階では予想もしていませんでしたからね」
最後の質問になるけど、シンタは数年前にフォルトゥナのU19チームのキャプテンとしてPaul-Janes-Stadionでニーダーライン杯のトロフィーを授与されていたけど、当時のシンタは近い将来にU21欧州選手権のタイトルを獲得すると考えていたかな?
「いいえ、全く考えていませんでした。今思い返せば本当に信じられません。つい先日、Twitterで自分がニーダーライン杯のトロフィーを持ち上げている写真を見ました。これは常に努力を怠らず、自分を信じ、挫折しても立ち直り続けることで、何が可能になるのかということが分かります。今後は代表で初出場を果たすためにもこれを継続し、アピールを続けていきます」



