フォルトゥナのフットサルチームがフットサル・ブンデスリーガの創設メンバーに

クオータ制で参加チームを決定

フットサルリーガ・ウェストはすでに昨年の11月から中断となっており、2020/21シーズンの試合運営を継続する選択肢がなかったため、西ドイツサッカー協会はこれまでの結果を1試合あたりの平均勝ち点でシーズンの評価を行うクオータ制を導入した。シーズン前には少なくともシーズンの試合50％は行うことを想定していたものの、コロナパンデミックの影響で不可能となっていた。また、ブンデスリーガのライセンスを申請したチームによる予選トーナメントの開催も、この短期間では実現できていない。これにより、クオータ制の評価によりフットサル・ブンデスリーガに参加するチームが決定した。

フォルトゥナはこれまでに4試合で4勝を挙げ、MCH FC Bielefeld-Sennestadtに次いでリーグ2位につけていたため、ブンデスリーガへの参加資格に加え、初めてドイツフットサル選手権のプレーオフに進出を決めている。なお、この試合は6月16日から20日の間でデュイスブルグのSportschule Wedauにて行われ、デュッセルドルフは6月16日(水)にフットサル・レギオナルリーガ・ノルドの準優勝チームとのプレーオフに臨む(14:00キックオフ)。北部リーグの順位はまだ決定していないものの、相手はHSV Panthers、FC St. Pauli、Wakka Eagles、FC Maihanのいずれかとなるため、間違いなくハンブルクのチームと対戦することとなる。

 

フットサルチームのLucas Stavenhagenスポーツチーフは「我々はフットサル・ブンデスリーガのテーマがようやく明確になり、この計画が確実になったこと、そして我々の努力が報われたことへの安堵と喜びでいっぱいです。我々をサポートしてくれている方々、そして特にフォルトゥナの理解と支援に感謝の意を表します。また、逆境にもかかわらず、来季のフットサル・ブンデスリーガ開幕を堅持してくれたDFBにも感謝しています。これは、ドイツのフットサル界全体にとっても重要なことです」とコメントしている。

 

これによりフォルトゥナは来シーズン、ドイツの最高レベルのフットサルスポーツを代表する10チームの1つとなる。また、海外の国々もこの展開に大きな関心を寄せており、ブンデスリーガが創設されたドイツのフットサルには大きな可能性があると考えられている。2021年9月4日(土)、フォルトゥナのフットサル・ブンデスリーガでの冒険が開幕する。なお、最終的な試合日程に関しては数週間以内にDFB (ドイツサッカー協会)から発表される予定となっている。