Bericht

2021/06/01 | ニュース

大望を抱くBREMEN、SCHALKE、HSVなどのビッグクラブ

対戦相手チェック-パート1:2021/22シーズンのブンデスリーガ2部

フォルトゥナが新シーズンをスタートする前に、ここでは来シーズンのブンデスリーガ2部で対戦相手となる全17クラブをチェックしていく。3パートに分けて紹介する対戦相手チェックの初回では、長年ブンデスリーガの常連でありながら2部への降格を余儀なくされた2チームと、昨シーズンの2部リーグを3位から6位で終えたチームを紹介していく。

SV Werder Bremen

昨シーズンの順位:17位 (ブンデスリーガ) | 監督:未定 | スタジアム:Weser-Stadion

40年間に渡りブンデスリーガで活躍してきたSV Werder Bremenが、苦い2部リーグ降格を余儀なくされた。昨シーズンの最終節、ホームで行われたBorussia Mönchengladbach戦に2-4の敗北を喫したことで無常にも降格が決定した。Bremenはシーズン終盤まで降格とは無縁であるかのように思われていた。第24節を終了した時点で勝ち点30ポイントを獲得し、降格圏内と11ポイント差をつけていたものの、その後不調に陥り連敗が続くと、シーズン最後の10試合で勝ち点1ポイントしか獲得できなかった。ドイツ杯では、準々決勝でJahn Regensburgに1-0の勝利を収めたが、準決勝でRB Leipzigに2-1で敗れベスト4で敗退。また、Florian Kohfeldt前監督はチームの指揮官として降格を共にしていない。最終節を間近に控えた第33節、降格争いを繰り広げていたFC Augsburgとの直接対決に0-2で敗れた後、同監督は後任となった。そして、WerderのレジェンドであるThomas Schaaf監督がそのポストを引き継いだものの、SV Werder Bremenをクラブ史上2度目の降格から救うことはできなかった。来シーズン、誰がWeser-Stadionの監督に就任するのかはまだ決まっていない。

 

FC Schalke 04

昨シーズンの順位:18位 (ブンデスリーガ) | 監督:Dimitrios Grammozis | スタジアム:VELTINS-Arena

昨シーズン、FC Schalke 04は17個もの記録を打ち立てた。しかし、これはシャルケサポーターにとって悔しいことに、すべてネガティブな記録だった。その中でも、彼らは”3ポイントルール”が導入されて以降の最少獲得ポイントを記録。勝ち点16ポイント、得失点差マイナス61で最下位でリーグを終えている。Schalkeは現在、ブンデスリーガ2部で再建を目指しており、その第一歩をすでに踏み出している。ブンデスリーガ2部で最も経験豊富なストライカーの一人であるSimon TeroddeをHamburger SVから獲得。Teroddeはこれまでに3度も得点王に輝いているだけでなく、VfB Stuttgartと1. FC Kölnの両クラブでブンデスリーガ昇格を成し遂げている。Schalkeのクラブ首脳陣は、彼と共にそれと同じような展開を期待している。

 

Holstein Kiel

昨シーズンの順位:3位 (ブンデスリーガ2部) | 監督:Ole Werner | スタジアム:Holstein-Stadion

Holstein Kielは昨シーズン、ブンデスリーガ2部において困難な状況下でも印象的なシーズンを後にした。Ole Werner監督率いるチームは、コロナ感染者が確認されたことにより14日間の隔離を2度も経験。その結果、”Störche”ことKielは1ヶ月足らずの間に9試合をこなす必要があった。彼らはリーグ戦7試合無敗を維持したていたものの、シーズン終盤に非常にタイトなプログラムを強いられたこともあり、Karlsruher SCとSV Darmstadt 98を相手に2敗を喫したことで、ドイツ北部を拠点とするクラブは最終的にリーグを3位で終え、入れ替え戦に進むこととなった。そこで1. FC Kölnと対戦したKielは、ファーストレグを1-0の勝利で飾ったものの、セカンドレグで敗れ1部昇格を成し遂げることはできなかった。しかし、”Störche”はリーグ戦以外でも素晴らしい成績を成し遂げており、ドイツ杯の2回戦ではFC BayernをPK戦 (6-5)の末に下し、最終的には準決勝まで勝ち進んだ。

 

Hamburger SV 

昨シーズンの順位:4位 (ブンデスリーガ2部) | 監督:Tim Walter | スタジアム:Volksparkstadion

Hamburger SVは来シーズンも2部リーグで戦うこととなった。HSVは3年連続で4位でシーズンを終え、昨シーズンも後一歩のところで1部昇格を逃している。前期に勝ち点36ポイントを獲得した”Rothosen”ことHSVは、ついに念願のブンデスリーガ復帰を果たすかに見えた。しかし、後期はHannover戦やErzgebirge Aue戦など十分なリードを奪っていた試合を取りこぼしたこともあり、22ポイントのみの獲得に終わっていた。最終的に2部残留が決定したのは第33節のOsnabrück戦。HSVはそれまでホームで13試合連続で勝利がなかったチームを相手に2-3で痛恨の敗北を喫した。それでもHamburgは来シーズンも再びトップの座を狙うことだろう。来シーズン、Simon TeroddeがSchalke 04に移籍することでエースストライカーを欠くものの、HSVはすでに新監督の就任を発表しており、Tim Walter監督にブンデスリーガ復帰への期待が掛かっている。この45歳の指揮官は、これまでにHolstein KielやVfB Stuttgartで監督を務めていた。

 

Karlsruher SC

昨シーズンの順位:6位 (ブンデスリーガ2部) | 監督:Christian Eichner | スタジアム:Wildparkstadion

ブンデスリーガ2部に復帰してから2年目のシーズンは、Karlsruheにとって成功を収めたシーズンと言えるだろう。彼らは勝ち点56ポイントを獲得してリーグを6位で終え、降格への心配とは無縁となっていた。このパフォーマンスにはChristian Eichner監督が大きな役割を果たしている。38歳の同監督は、Karlsruheを再編成して高い位置からのプレスを掛け、そして何よりもトレーニングを重ねたセットプレーで成功を収めた。昨シーズンのリーグでKarlsruheよりもセットプレーからゴールを挙げているチームは他に存在しない。これには、Marvin WanitzekとストライカーであるPhilipp Hofmannの功績が大きい。13ゴール7アシストを記録したHofmannは、チームのベストスコアラーとなっている。なお、フォルトゥナファンは来シーズン、Karlsruheへのアウェー戦に向かう際に新しいスタジアムに足を踏み入れることとなるだろう。Wildparkstadionの工事は順調に進んでおり、今年の夏には完成する予定となっている。

 

水曜日には来シーズンの対戦相手チェック-パート2として、2020/21シーズンのブンデスリーガ2部を7位から12位で終えたチームを紹介していくこととなる。なお、パート3は木曜日に公開となる。

2025 © Düsseldorfer Turn- und Sportverein Fortuna 1895 e.V. Thursday, 25. December 2025 um 21:43 | Imprint | Data Protection | Cookie-Settings