フォルトゥナの安定した守備力
#F95HSVでの5つの要点をチェック
フォルトゥナは今シーズン9戦目となるホームゲームでも無敗をキープした。イングリッシュウィークで火曜日の夜に行われたリーグ首位Hamburger SVとの一戦は、0-0の引き分けとなった。 フォルトゥナは特に守備面で説得力のあるパフォーマンスを見せている。
1.HSVの攻撃力を制圧
Hamburger SVは火曜日の夜までに、17試合で40ゴールを記録していた。これはリーグでもトップの数字だ。しかし、フォルトゥナの守備陣は、Simon Terodde擁する相手の攻撃を自陣のペナルティアリアに寄せ付けなかった。これを証明しているのは、HSVが放ったシュート数が僅か7本に留まり、無得点となった試合は今季2度目となっている。フォルトゥナのディフェンスラインはほぼ完璧な守備で、特に後半はHSVの攻撃陣をシャットアウトする印象的なパフォーマンスを見せた。
2.!Nie wieder
ブンデスリーガとブンデスリーガ2部に所属する他クラブと共に、フォルトゥナは火曜日の夜に模範を示し、”!Nie wieder(二度と繰り返さない)”をモットーにドイツサッカーの第17回目となる追悼デーに参加した。両チームのキャプテンマークには、両クラブの紋章と共に”!Nie wieder – gemeinsam gegen das Vergessen(!二度と繰り返さない - 共に過去を忘れない)”というスローガンが描かれていた。フォルトゥナはこのアクションを行う日だけでなく、特に国籍、民族、宗教、性別、年齢、性的アイデンティティー、障がいを理由とした差別的または非人間的な行動、また反憲法的な行動や、外国人差別に関して積極的に反対している。
3.”ホフィ”ことHoffmannがチームを牽引
そしてこの日、キャプテンマークを腕に巻いてチームを牽引したのがAndre Hoffmannだ。チームキャプテンのAdam BodzekとRouwen Henningsがベンチスタートとなったことにより、このセンターバックがキャプテンを務めることに。しかし、”ホフィ”もまた胃腸炎に悩まされ、GKのRaphael Wolf同様に月曜日のトレーニングを欠席していた。そして試合当日の朝、Edgar PribとFelix Klausにも同様の症状が確認されたため、この2人は急遽HSV戦に欠場することとなった。
4.Sobottkaがチームにフィット
Alfredo MoralesとEdgar Pribの強力なダブルボランチは、昨年末にフォルトゥナが調子を上げた最大の理由の1つだった。しかし、HSV戦では急遽欠場することになったPribに代わって中盤に入ったMarcel Sobottkaが、Pribの欠場をほとんど感じさせない活躍を見せた。ゲルゼンキルヒェン出身のMFは、Moralesと共にHamburgの攻撃の芽を摘み、”チェロ”ことSobottkaは攻撃面でも何度もHSVのペナルティーエリア付近に姿を見せていた。なお、Sobottkaにとっては第13節以来となる先発出場となった。
5.トップゲーム2試合で勝ち点2ポイント
HSVとGreuther Fürthの試合での勝ち点2ポイントの獲得をフォルトゥナファンとしてどう受け止めるだろうか。Uwe Rösler監督率いるチームは非常に安定した守備を見せただけでなく、勝利こそ掴み取れなかったものの、再びホームでの強さを証明し、ブンデスリーガ2部でトップグループの地位を確立している。そして次節、リーグ最下位のWürzburgを前にRösler監督は、「準備期間の短いイングリッシュウィークでの試合です。体力的にも3戦目が最も苦しいのは分かっています。それでも我々は必ずWürzburgで勝利を掴み取りたいです。この一戦は我々にとって決定的なゲームになると思います」とコメントしている。