「成功を収めるために多くの良い判断をしなくてはならない」

TSG HOFFENHEIM戦に向けたFRIEDHELM FUNKEL監督の記者会見。

フォルトゥナの、ヨーロッパの大会に出場チームとの対戦、パート2だ。代表ウィーク前にはELに出場するLeipzigと1-1の激闘を演じたふぉるとぅなだが、今週土曜日はCLへの出場権を獲得したTSG Hoffenheimとの対戦を控えている。Funkel監督の「今回も非常に難しい戦いが我々を待ち受けている」というコメントからも、その事実を伺い知ることができる。

今のHoffenheimの躍進は、Julian Nagelsmann監督を抜きにして語ることはできない。ブンデスリーガで最も高齢の監督であるFunkel監督は、ブンデスリーガで最も若い指揮官について「彼の(ブンデスリーガの監督としての)最初の記者会見を見たとき、彼がどんな世界について話をしているのかをよく理解していることを感じた」と印象を述べると共に、「正直最初は、28歳の監督がブンデスリーガで上手くできるのかは疑問だった。しかし彼は様々な状況において、素晴らしい采配を見せてきたことを認めざるを得ない。今の(Hoffenheimの)成功は彼抜きでは語れない」と最大限の賛辞を送っている。

この2人の監督の年齢差は実に33歳となるが、「確かにそれだけの年齢の差があるのは事実だが、幸いなことにプレーするのは11人の選手同士だ。私が彼と1対1をしたら、彼の方が身体的なアドバンテージがあるから、あまりいい結果にはならないだろうけどね」と笑って見せた。

 

この一戦に向けては、どちらのチームも選手起用にいくつかの問題を抱えている。特にディフェンスに関して、どちらも変更が必要となる。フォルトゥナサイドは、Andre Hoffmann(脳震盪)とDiego Contento(前十字靭帯断裂)が離脱となるため、スターティングメンバーも含めて、あらためて選手選考を強いられることになる。Funkel監督は「どんなメンバーをピッチに送り出すかは、まだ私にもわからない。副キャプテンのAdam Bodzekがメンバー入りする可能性があるし、宇佐美貴史Takashi Usamiもしっかりとトレーニングを重ねてきたので、十分オプションになり得るだろう」とコメントしているように、新しい選手のメンバー入りがありそうだ。

 

「もちろんHoffenheimがどのようなメンバーで挑んで来るのかはわからない」と肩を揺らす指揮官は、「彼らはスリーバックで非常に多くの成果をあげてきたが、前節のFreiburg戦では、後半からフォーバックに変更し、そこから3得点を挙げて逆転勝利を収めている。どのブンデスリーガクラブも同様だが、Hoffenheimもまた、様々なシステムでプレーすることができるし、それは1試合の中でフレキシブルに変更することができるものだ」と述べている。

もちろんそれはフォルトゥナにも求められていることであり、「我々は成功を収めるために多くの良い判断をしなくてはならない」という言葉にFunkel監督の思いが込められている。