「我々は素晴らしいキャラクターを持ったチーム」
Friedhelm Funkel監督がWiesenseeキャンプについて総括。
Friedhelm Funkel監督はWiesenseeキャンプの最終日に、同行していたジャーナリストらを前に、このキャンプを総括するとともに、開幕までの準備期間について言及した。
Friedhelm Funkel監督のコメント
Wiesenseeキャンプについて:
選手がやり切ってくれたことに関しては良かったと思う。いくつか痛みを伴うことになはなったが、非常に良いキャンプになった。ウィルスにより、2選手は快復も含めて3日間を失うこととなったし、Oliver FinkとAdam Bodzekという重要な2人が今後も負傷で離脱しなくてはならないことはチームにとっては非常に痛手である。それ以外に関しては、非常に良い環境で素晴らしいピッチでトレーニングを積むことにができた。チームホテルにも心より感謝している。
選手たちへの負荷について:
個別に全てをコントロールすることはできない。昔はそんな調整はなく、全ての選手がやり切っていた。今では乳酸テストからの数字により、いくつかのことはこんとーるすることができるようになったが、場合によってはその中でも歯を食いしばってやりきらなくてはならないこともある。選手が試合も含めてどれだけ疲労しているかを測り知ることはできない。ただし、我々は選手たちに過剰な負荷を与えることはしていない。ベース作りは終わったが、その中での負荷は大きかったと思うし、しかしそれはこれからも続いていく。なぜならハードなシーズンになることを予想しているからね。
新加入選手の様子について:
彼らとはこれまでにもトレーニングや試合で観察をしてきたし、Maria Almでのキャンプの際に個別に話をするつもりだ。チームでの様子を見ている限り、我々の選手たちと新加入選手たちは素晴らしく調和していると思う。これに関しては一切心配していない。私がここに最初に来た時同様、すべての選手が溶け込むことが出来ている。我々は素晴らしいキャラクターを持ったチームということが出来る。
チーム作りの方法について:
チーム作りはキャンプ中の1つのアクションでなされるものではない。もしそういうことをしようとすると、それはすぐに崩れてしまうものになる。チーム精神というものは、シーズンを通じて作られていくものであり、それはトレーニングを共にし、食事を共にし、キャンプへ向かう中で、試合を通じ、そしてロッカールームで養われていくものである。もちろんオーストリアキャンプの際には半日を掛けて、サッカーとは別のことをしようとは思っている。昨シーズンはチームみんなで登山を経験し、非常にポジティブに楽しむことが出来た。そういったことは今年も計画したいし、その辺はコーチングスタッフで話し合いたいと思う。
長期のサマー休暇について:
今年はW杯が行われていること、また昇格を果たしたことで、我々は今年は非常に長いサマー休暇を持つこととなった。それに加えて今年はリーグ開幕まで長めの準備期間がある。オーストリアキャンプのあとに選手たちには5日間のオフを与えるつもりだが、それまではハードワークを予定している。5日間のオフでリフレッシュしてもらい、その後はスピードと戦術の部分にフォーカスしてトレーニングしていく予定だ。
ブンデスリーガへの挑戦について:
我々は昨シーズンよりもより安定感のあるチームになれるようにしていくつもりだ。そのためにはすべての選手がボールを失ったあとに、少しでも早くボールよりも後ろに戻る必要があり、そのためにはより多く走ることが求められる。昇格チームである我々は、明らかに昨シーズンよりもボールをキープできる時間は短くなる。我々が自陣深くに構えるということは、逆に言うと切り替えからのカウンター攻撃がより効果的になるということだ。そういう意味ではより多くのスペースがあることになるので、それをしっかりと生かさなくてはならない。それを意識してトレーニングをしていくし、選手それぞれがそれを求められることになる。
特別重要な選手について:
我々のチームには100試合以上ブンデスリーガを経験している選手はいない。そういう意味では選手たちはその力を証明していかなくてはならないが、その力は間違いなくあると思っている。我々はとにかくこの大きな任務に謙虚に、そして尊厳を持って挑んでいくが、決して恐れる必要はない。我々はMarcel SobottkaやAlfredo Molaresのように、ピッチの上で何も恐れずアグレッシブにプレーする選手が必要だ。ピッチの上では嫌がれる厄介な存在でなくてはならない。
街の雰囲気について:
もちろん、デュッセルドルフの街全体がブンデスリーガを楽しみにしていることはわかっている。期待は大きいだろうが、願わくは上手くいかないときも、それを保ち続けていただきたい。我々はブンデスリーガで勝ち続けるより、難しい時期を過ごすことになるとは思う。重要なことは、これまでのサポートをどんなときも持ち続けることである。今シーズンは昨シーズンのように19試合に勝利するようなことはないが、それでも可能な限り勝ち点を獲得できるよう努力するつもりだ。