「ときは来た」
Ingolstadt戦に向けたFriedhelm Funkel監督の記者会見。
ブンデスリーガ2部を戦うフォルトゥナは、ここからラストスパートをかけることになる。今週末の日曜日、ホームESPRITアリーナにて13:30キックオフで、ライバルクラブでもあるFC Ingolstadtと対戦する。指揮官はこの一戦に向けた記者会見にて、「このラストスパートが楽しみだ。ここで決着がつくことになる」とコメントしている。
Funkel監督は前節のアウェーでのHeidenheim戦後に、これから続く最後の戦いを楽しみにしていることを口にしていたが、今週日曜日の試合に向けた記者会見の冒頭では、「ここからあと4試合だ。そこで我々の力を全てを呼び起こさなくてはならない」と切り出し、ここ3試合で3連敗を喫しているチームに対しては、「我々は自分たちのサポーターたちの前で己の力を見せるチャンスだ。まさにそのときは来た」と、奮起を求めている。
経験豊富な指揮官は、この状況でも落ち着いているが、それは「私はこの長いサッカー界での仕事の中で、昇格や降格などすべてのことを経験してきた」という言葉に集約されている。
「私は奇跡的な出来事を望んでいるわけではなく、チームが持っているその能力をしっかりと発揮してくれることに期待している」と話すFunkel監督だが、一方で「監督が求めることや、ファン、メディアが求めていることを、すべてパフォーマンスに反映させることは決して簡単なことではない。ただ選手たちが、ここまでの素晴らしい成果をシーズンの最後まで続けていくために、ベストを尽くしてくれることに関しては約束する。それは彼らも私も、そして誰もが望んでいることだ」と続けている。
今シーズンのここまでの素晴らしい戦いは、ブンデスリーガ2部首位という形に表れているが、一方で最近の3試合は黒星が続いている。Funkel監督は「誰も34試合すべてでベストのパフォーマンスを見せることはできない。それはどんな代表選手でもそうだし、フォルトゥナの選手たちもそうだ」と理解を示し、「日曜日の試合でミスをしない選手なんていない。ミスは誰だってしていいものだ」としつつ、「しかしその度にチームとしてカバーし 合わなくてはならない。それが今の我々には不可欠なんだ」とチームワークの重要性を説いている。
そしてもちろん、この一戦でも不可欠なものは、サポーターからの声援である。「長いシーズン中には上手くいかない時期もあったが、それでもファンはホームでもアウェーでも、とにかく素晴らしいサポートをしてきてくれた。私がここに来てからの2年間、ファンのサポートは本当に絶大な力になっている」と、ファンへの感謝も忘れてはいない。
この素晴らしいサポーターの前でこれから先、さらに3年間プレーすることを決断したGK Raphael Wolfについて指揮官は、「これによりWolfは、またその素晴らしい能力とともに、チームの大きな助けになっていってくれるはずだ」と、彼の契約延長を喜んでいる。
一方でAndre HoffmannとOliver Finkの負傷離脱は、今シーズン終了まで続くことになる。「彼らは我々のチームに安定をもたらす重要な2選手であり、残念ながら彼らは今シーズン中に復帰することができなくなってしまった」ことを明かしている。これに対して出場停止処分となり、前節を欠場したKaan Ayhanについては、「再びスターティングメンバー入りすることになる」ことを明言している。