「みんな、是非スタジアムへ!」
VfL Bochum戦に向けたFriedhelm Funkel監督の記者会見。
フォルトゥナを待ち受ける次の試合は、Robin Dutt監督就任以来調子を上げて来ているVfL Bochum戦。彼らは現在2連勝中であり、Friedhelm Funkel監督は「彼らは現在、シーズン前にイメージしていたであろう戦いができている」と分析しており、この試合を含めたここからのラストスパートが非常に難しいものになることを予想している。
フォルトゥナのFriedhelm Funkel監督は、ブンデスリーガ2部のすべてのチームに対し、常に最大限の敬意を示してきたが、その中でもVfL Bochumとそのチームを率いる新しい指揮官に対しては、「ここ数週間の彼らのパフォーマンスはとにかく素晴らしいものだ。それはRobin Dutt監督の経験値からもたらされている。彼が監督に就任してから、チームは再び素晴らしく機能している。どの選手も彼の与えるポジションで良いパフォーマンスを見せている。それが成果につながる最大の要因だ」と、最大級の賛辞を口にしている。
成果という意味では、今季のフォルトゥナも素晴らしいシーズンを過ごすことができている。イースターの月曜日に行われたDarmstadt戦は、数的優位ながら0-1という悔しい敗戦を喫したが、その前に代表ウィークのために16日間の空白があったのに対し、今回はたった4日で次のBochum戦を迎えることになる。これに対して指揮官は、「これだけ短い期間で次の試合を迎えることはなかった。そういう意味でも今週は回復に努める必要があり、トレーニングを午後に行いながら、負荷を下げるようにしてきた。そうすることで金曜日にベストの状態で試合に挑むことができるようになる。それはどんな選手がピッチに立つことになるとしてもだ」としている。
この一戦に対し、足の親指を骨折したLukas Schmitzが出場できないほか、Benito Ramanは火曜日のトレーニングで負傷し、水曜日のトレーニングには参加できていない。重要なことは、今シーズンは勝利しても敗北しても、チームとしてしっかりと戦えていることである。「その点は選手たちは非常によくやってくれている」とするFunkel監督は、続けて「我々チームスタッフは非常に現実的であり、我々が上位を維持していくことがどれだけ難しいことかを良く理解している。それでも現在は非常に良い位置をキープしているので、なんとかこれをキープしていきたい。そのために選手たちは全力を尽くしているし、スタッフはそのために最大限のサポートをしている。我々は選手たち1人1人を100%信頼している。我々は本当に素晴らしいチームにまとまれており、その証拠が現在の順位だと思っている」と選手スタッフたちへの賛辞も惜しまないが、さらに「この試合は非常に難しいものになる。この試合を含めた残り6試合すべてが、上位3位をかけた戦いか、残留争いをかけた戦いになっているのだから」と、改めて残りのシーズンの難しさに言及している。
そのために必要不可欠なのは、12番目の選手であるサポーターの存在である。「私がこのクラブに来てから、そして我々がホームでなかなか勝てない試合を続けてしまっていたときも、サポーターは常にチームへ最大限の声援を送り続けてきてくれた。バッシングはほとんどなく、本当に素晴らしいサポートを受けてきた。それが我々を上位に押し上げてくれたことは疑いの余地がない」と、フォルトゥナファンへ感謝を述べている。その上で、「少しでも多くの観客が来てくれたらとても嬉しい。スタジアムが埋まることはチームの力にもなる。金曜日にスタジアムに来てくれる方には、素晴らしい試合をお見せすることを約束する。だからこそ、、、みんな、是非スタジアムへ!」と、サポーターへ呼びかけて、記者会見を締めくくっている。