前半戦は獲得勝ち点34点でウィンターブレイクへ。
フォルトゥナは2017年を首位で折り返すことに。
フォルトゥナは金曜日に行われたEintracht Braunschweig戦で1-0の勝利を収め、2017年最後のスケジュールを終了したが、その後、ライバルのKielとNürnbergがこの週末に行われた試合で勝利しなかったため、フォルトゥナが首位を奪還し、前半戦を終えることが決定した。クラブの今季の目標は6位以内に入ることであることであることからも、前半戦はその目標を上回る結果で締めくくることができた。
今シーズンの前半戦にフォルトゥナが見せたパフォーマンスは、非常に素晴らしいものとなった。開幕からの11戦で9勝を挙げ、黒星は1つとなったが、それはブンデスリーガ2部を戦ってきたフォルトゥナの歴史の中でも最も良い成績となった。その後6試合で勝ち点3点しか奪えないという苦しい時期を過ごしたが、それも金曜日のアウェーBraunschweig戦の勝利で終止符を打ち、上位グループに留まることとなった。それどころか、Holstein Kielと1.FC Nürnbergがそれぞれ年内最終試合で取りこぼしたため、フォルトゥナが首位を奪還する形でウィンターブレイクを迎えることに成功した。
この前半戦を振り返ると、いくつかの試合で、何人かの選手が、素晴らしいシーンと得点を見せてくれている。例えばそれは、開幕戦で終了間際にデビューゴールを決めたFlorian Neuhausの得点であり、Sandhausen戦でラストミニッツゴールを決めたRouwen Henningsであり、そしてまたUnion berlin戦で宇佐美貴史がデビュー戦で同点ゴールを決め、最後には逆転勝ちに成功した試合もそうである。さらにはSt.Pauli戦やMSV Duisburg戦での前半早々のラッシュゴールであったり、最後のBraunschweig戦でDavor Lovrenが見せた自身のフォルトゥナ初ゴールとなったループシュートもまた、記憶と記録に残るシーンとなった。
一方では、当時最下位に沈んでいたFürthに完敗し、Dresdenにも0-3で敗れ、Bochum戦、Ingolstadt戦、Nürnberg戦でも無得点での敗戦を喫してしまった。これらの苦しい時期について、Braunschweig戦前の記者会見で指揮官Friedhelm Funkel監督は、「すべての試合でベストの力を出し切ることはできないし、どの試合でも90分間相手を圧倒することもできない。しかし、どの試合でもチームが常に見てくれていたことがある。それは勝ちたい、という気持ちだ」とチームの姿勢を評価している。
前半戦は18試合で勝ち点34点を獲得し、ブンデスリーガ2部の首位としてウィンターブレイクを迎えることになったフォルトゥナの選手たちは、激闘の翌日、土曜日の朝に集合し、チーム全員で朝食を摂ったのち、束の間の休暇へと入った。チームは年明け早々に再集合し、スペインキャンプを経て、残り16試合の後半戦へ挑むことになる。そして2018年も2017年同様に良い成績を残すために、チーム一丸、クラブ一丸となって戦っていくことになる。