「現実を見失ってはいけない」
Bielefeldでのアウェー戦に向けたFriedhelm Funkel監督の記者会見。
2位に位置する昇格クラブHolstein Kielに勝ち点3点の差をつけて首位で代表ウィークを迎えていたフォルトゥナだが、Friedhelm Funkel監督はドイツプロサッカー界での長い長いキャリアから、「我々はUnion Berlin戦とSandhausen戦で幸運にも助けられたが、この2試合で5ポイント取りこぼしていることも十分にあり得た。我々は決して現実を見失ってはいけない」と警戒心を強めている。
幸運だけではない。それは2ヶ月前のドイツ杯2回戦でBielefeldと対戦し、延長の末に3-1で勝利したときも同様だったが、「あの試合で我々は素晴らしいパフォーマンスを披露し、勝利することができたが、同時にかなりの労力を費やす試合でもあった」と振り返る指揮官は、「今週末の試合でも同様に、非常に難しく、興味深い試合になるであろう」と予想している。
ドイツ杯では90分が終了した時点で1-1の同点だったが、「(今週の試合では)例えその結果でも勝ち点1点の獲得で十分である」という見解を示している。
Funkel監督は今週土曜日13:00キックオフの試合でどのようなことが待ち受けているかをしっかりと理解している。「全てにおいてホームのBielefeldは非常に強い。Jeff Saibene監督が就任して以来、これまでに素晴らしい結果を残している。昨シーズンにはBraunschweigを6-0で返り討ちにした試合をよく記憶しているが、彼らはとにかくホームではかなり危険な存在だ。」
なお、Bielefeldは現在、フォルトゥナよりも5ポイント少なく、3位のSV Sandhausenと獲得勝ち点数で並びながら、4位に位置している。
この週末の試合は4位チームvs1位チームという対戦になるが、それだけではなく、運動量が豊富で結果を出してきている2チームの激突ということにもなる。「我々も運動量は豊富だ」と主張するFunkel監督は、「この試合でも効率よく結果に結び付けられるかどうかはわからない。重要なことは必ず勝ち点を持ち帰るということだ」と続けている。
この一戦に向けて、デュッセルドルフからは約2000人のサポーターが駆けつけ、チームを現地で後押しすることになる。これについて指揮官は、「おそらく2万人近くの動員数となるであろうが、その中で我々のサポーターの後押しでチームが勢いづくことを期待している」と、共闘への願いも口にしている。
選手たちの状況としては、まだ肋骨負傷による離脱から完全復帰できていないMichael Rensingに加え、Havard Nielsen(内転筋負傷)も同行することができない。監督は「Havard Nielsenについては、来週の火曜日からまたチーム練習に合流できることを願っている」と説明している。そして、「そのほかに関しては特に問題はない。代表チームから戻ってきた選手たちと、チーム練習を一部外れていたMarcel Sobottkaを含めた全ての選手たちが100%出場できる状態となっている」というチーム状況を明かしている。