【日本遠征】柏レイソルとの試合は、3-4の惜敗。
様々なつながりから、HITACHIのクラブと親善試合を行うことに。
水曜日の午後、日立製作所がメインスポンサーを務めるクラブの柏レイソルのユースチームと親善試合を行ったフォルトゥナは、2点を先行するも、4点を返される展開に。そこから再び追い上げを見せたチームだったが、惜しくも1点が届かず、試合は3-4でタイムアップとなった。
柏レイソルのスタジアム横にある人工芝グラウンドでキックオフとなったこの親善試合では、フォルトゥナが素晴らしい立ち上がりを見せる。キックオフから53秒後にNoel Caliskanがファーストシュートを放つと、81秒後にはTim PotzlerからのセンタリングをTimo Bornemannが合わせて、先制ゴールを奪うことに。どのシーンでも相手より僅かに早い出足を見せるフォルトゥナイレブンは、Potzlerが続けざまに決定機を迎えるも、どちらも決めることはできない(14分、17分)。
一方のレイソルは22分、フォルトゥナディフェンス陣の裏へ抜け出した選手がGK Mario Zelicとの1対1を迎えるも、これは守護神がファンセーブを見せる。すると33分、右サイドのPoltzlerからのパスを受けたBurak Yesilayが14mの距離からレイソルゴールネットを揺らすことに(2-0)。ところがここから一気にスイッチの入ったレイソルも、その直後に続けざまに得点を決め、スコアは2-2の同点に追いつかれてしまう(34分、36分)。
再び突き放したいフォルトゥナは41分、Georgios Touloupisが鋭いシュート性のセンタリングをあげるも、これは惜しくも相手ゴール脇を抜けていく。これに対しレイソルは43分、再び決定的なチャンスを迎えると、これを落ち着いて決められて、前半に2-3と逆転を許す展開となる。
後半の立ち上がり、左サイドからEdward Ayerteyがセンタリングをあげると、これをファーサイドで受け取ったPotzlerがダイレクトで折り返すも、これは相手GKのセーブにあう(47分)。その2分後にはLuis Bukwasevicが狙うも、これも僅かに相手ゴール枠を捉えきれない(49分)。
すると再びレイソルがそのチャンスをものにする。58分、一瞬の隙を突かれて4点目を献上し、スコアは2-4となってしまう。しかしそこから諦めないフォルトゥナが再び攻勢に出る。両サイドから鋭い攻撃を仕掛け続けると69分、PotzlerとYesilayのコンビネーションから最後はCaliskanがゴールネットを揺らし、再び1点差に詰め寄る展開。勢いに乗るフォルトゥナはYesilay(76分)、Daniel Kyerewaa(86分)に決定的なシーンを迎えるも、これらを決めることができず、その結果試合は惜しくも3-4で敗れる結果となった。
試合後、Sinisa Suker監督は、「結果は敗戦となったが、選手たちのパフォーマンスには非常に満足している。大会に出場した後の疲れた状態で、これだけ強い相手にいいプレーができた。ただし、先制し、リードを広げることができたのだから、それをもう少し有効に活かしたかった。後半に関しても、非常に良い印象を持っている。最後に、このような機会を提供し、オーガナイズしてくれたRobert Schäfer会長及び、日本デスク瀬田元吾に心より感謝したい。どうもありがとう、そしてさようなら」
試合後にホテルに戻った選手たちは夕食を済ませ、最後の日本での夜を自由に楽しみ、この日は終了となった。