【日本遠征】大会最終日はガンバ大阪に勝利。
日本遠征5日目に大会が閉幕。
台風一過のために快晴に恵まれた大会最終日、フォルトゥナは地元の強豪ガンバ大阪と対戦することに。いつもより30分遅く、9:30にキックオフを迎えたこの試合では、18人の選手のうち、2人が出場停止、また3人が負傷となったため、13人で挑むこととなったが、試合はフォルトゥナの選手たちが素晴らしいパフォーマンスを披露することとなった。
試合は立ち上がりからその苦しい台所事情を感じさせない素晴らしい展開となる。開始早々に右サイドをBurak Yesilayが突破し中央へセンタリングをあげると、これをEdon Saliukaが押し込み、幸先よく先制ゴールを奪うことに成功する(4分)。さらにその71秒後、同様に右サイドを今度はTimo Bornemannが抜け出すと、そのセンタリングにGeorgios Touloupisが合わせてリードを2点に広げることに(6分)。
さらに攻撃の手を緩めないフォルトゥナイレブンは16分、再び右サイドからLuis Bukvasevicがセンタリングをあげると、これが相手DFのオウンゴールを誘発し、3点目を奪うこととなる。その後は少し試合展開も落ち着き、フォルトゥナの攻撃をガンバ大阪ディフェンス陣がはじき返し始める。それでも前半はそのままフォルトゥナの3点リードでハーフタイムとなった。
後半に入り6分後、ガンバ大阪がチャンスを掴み、これをきっちりと決めて3-1に。しかしここからフォルトゥナが再び素晴らしいファイトを見せる。攻勢に出るガンバ大阪に対し、ほとんどチャンスを与えない。48分にはゴールバーに当たるシュートを受けるも、それ以外では危ないシーンを作らせず、最後まで集中したパフォーマンスを見せたフォルトゥナが、地元の強豪クラブを相手に、3-1の勝利を収めることとなった。
これにより、同大会では4試合で2勝2敗という結果になったが、天候により3試合しか行えないチームもあったことから、3試合までの結果で順位を決することとなったため、フォルトゥナは10チーム中7位という結果になった。しかしそれ以上に、他の大陸のクラブと対戦する経験は順位以上の価値があり、最終順位は大きな意味は持たない。なお、この大会ではブラジルのCruzeiro Esporte Clubeの優勝で幕を閉じることとなった。
なおこの日は、午前の試合を終えた選手たちは、昼食を済ませて近くのショッピングモールへ出かけることに。4試合を終えた選手とスタッフ陣は、気分転換にショッピングを楽しむなど、大阪での最後の滞在を楽しんだ。そしてチームは明日、Jグリーン堺を後にし、新幹線で東京へ向かうことになる。