「UNIONは非常に強いチームだ」
UNION BERLIN戦に向けたFRIEDHELM FUNKEL監督の記者会見。
Friedhelm Funkel監督は、次の対戦相手となるUnion Berlinについて賛辞を惜しまない。昨季4位となったJens Keller監督率いるチームは、今シーズンもここまでの4試合で黒星はなく、獲得勝ち点8点で現在4位に位置している。フォルトゥナ指揮官は、今週日曜日13:30にキックオフを迎えるこの対戦に向けて、緊張感のある好ゲームとなることを予想している。
「Union Berlinは私にとって、Eintracht Braunschweigとともに、このブンデスリーガ2部の中ではトップクラブの1つだと思っている」と切り出したFunkel監督は、続けて「彼らは昨シーズンの主力選手が残っているだけでなく、素晴らしい補強をすることに成功しており、ここまでチームとして非常に良いサッカーをしている。中盤にはFelix Kroosという素晴らしいゲームメーカーがおり、前線にはSebastian Polsterという非常に危険なストライカーがいる。彼らは間違いなく非常に強いチームだ」とコメントしている。
ただし現在のところ、Unionは順位表ではフォルトゥナよりも下に位置している。これについて指揮官は、「現時点でUnionは勝ち点2点差で我々の下にいるが、試合後も彼らが我々よりも下の順位にいることを願ってる」と話しており、少なくとも勝ち点1点の獲得を望んでいるようだ。
そして「こういう対戦は、試合前には誰もどうなるかわからない。前節でUnionはBielefeldのディフェンスを切り崩すことができなかったが、多くのチャンスは作り出していた。我々はできる限りチャンスを多く与えないようにトライしなくてはならない」と、警戒心を強めている。
この試合に向けては、Funkel監督にとっては24選手が選択肢となるが、「これは我々監督コーチ陣にとっては非常に有り難く、そして非常に難しい状況と言える。我々は昨シーズンよりも明らかに多くのバリエーションを持っている。それはすべての選手に対して言えることであり、Oliver FinkやAdam Bodzek、Rouwen Henningsらも例外ではない。重要なことは、どの選手もどんな時もチームのために一緒に戦うことだ。そして我々の選手達はそういう人間性を兼ね備えていると思っている」と話している。
新加入選手のBenito Ramanと宇佐美貴史らは、今週日曜日の試合でデビューの可能性があるが、彼らについてFunkel監督は「チームに馴染むために、彼らはそんなに長くの時間が必要とは思っていない」と話しており、「BenitoはStandard Lüttichで試合に出ていたこともあり、十分に試合勘がある。タカ(宇佐美貴史)については、今週のトレーニングを見ていても、徐々に良くなってきていると思う。彼のサッカー選手としての能力については、議論の余地がない」と評価している。
どのようなシステムを選択するかはもとより、誰がどのポジションで出場するかも含めて、まだまだ多くの部分が確定していない。「フォーメーションやシステムに関してはこれまでにも変更をしたことがあるが、しっかりと機能してきた。しかし今週の試合に向けては、まだ明確には決めきれていない」と明言を避けた指揮官。
まずはどのようなメンバーとフォーメーションでこの一戦に挑むのか、そしてUnionとのトップ試合にも注目していただきたい。