「11人の”キャプテン”がピッチに立つ」
ERZGEBIRGE AUE戦に向けたFUNKEL監督の記者会見。
フォルトゥナは今週日曜日に、新シーズン初めてのアウェー試合Erzgebirge Aueとの一戦のキックオフを迎える。この試合に向けて、Friedhelm Funkel監督は記者会見で警戒心を強めている。
「Aueはホームで非常に強いチームだ。それは昨シーズンの経験からもはっきりと覚えている」と切り出したFunkel監督は、「彼らは昨シーズンのチームからほとんどメンバーが変わっておらず、チームとしての統一が取れている」と警戒を示している。
先週末の開幕戦1.FC Heidenheim戦は悪天候のために早々に延期となったが、これについてFunkel監督はAueの選手たちにとって、決してマイナスにはなっていないという見解を示している。「彼らもしっかりと準備期間でキャンプを行い、テストマッチを行なってきている。決して先週の試合が初めてだったわけではない。スターティングメンバーについては、おそらく先週と同様であろう」と、指揮官は予想する。
一方のフォルトゥナは、この一戦ではキャプテンOliver Finkが脳震盪のためにメンバーから外れることになる。それ以外のメンバーは同様の選手がピッチに立つことを示唆したFunkel監督は、キャプテンが不在となることに関し、「我々はピッチに11人の”キャプテン”がピッチに立つのだ」とコメント。そしてキャプテンマークは副キャプテンのAdam Bodzekが巻くことになる。ただし、欠場するFinkの代役が誰にあるかは、現在のところまだ確定させてはいない。「我々には多くのオプションがあるが、その中で誰を起用するかはまだ決めていない。それはどのフォーメーションで戦うかも含めて、決断してはいない」としている。なお、遠征メンバーには、Axel Bellinghausenが入っている。
その中で、試合プランについてはある程度固まっている部分もある。「我々はサイドのうち、一方をコンパクトにし、もう一方からは前線からフォアチェッキングし、サプライズ的な攻撃を仕掛けていきたい」と考えているFunkel監督は、「昨シーズンより効果的にチャンスを活かしたい」としている。
なお、Aue戦が持つ意味については、経験豊富なFunkel監督にとっては大きな持たないことを強調する。「今シーズンのスタートに関しての評価は、最初の6-8試合を終えた時点で下すものだ。Aueでの試合結果だけで、それをポジティブかネガティブかと判断することはできない」と、慎重な姿勢を示している。