Bericht

2017/04/20 | ニュース

「緊張感はある、しかしナーバスではない」

St. Pauli戦に向けたFriedhelm Funkel監督の記者会見。

ブンデスリーガ2部も残り5節となっているが、こんなに混戦となっているシーズンも稀である。2つの昇格枠をかけた戦いは4クラブに絞られた一方、残留争いも多くのクラブを巻き込んで、熾烈な戦いが繰り広げられている。フォルトゥナもその1つであり、今週金曜日には残留争いのライバルクラブであるFC St. Pauliをホームで迎え撃つことになるが、Friedhelm Funkel監督はこの一戦を楽しみにしていることを口にしている。

Friedhelm Funkel監督は、これまでに監督として実に18回、FC St. Pauliと対戦した経験を持っているが、「選手としては数えられないほどだ」と言うほど、多くの経験をしてきている。「このクラブとの対戦は、ホームであろうがアウェーであろうが、常に嬉しいものだった。それは常に拮抗し、面白い試合になったものだ」と付け加えた指揮官だが、その大きな要因として、相手クラブのEwald Lienen監督の存在にも、「我々はすでに40年以上この世界で生きてきた。お互いに尊重し合っているし、自分のチームで多くの結果を出してきた。そうじゃなければ25年に渡って監督として仕事をしてくることはできないのだから」と言及している。

しかしこれだけの理由で「緊張感のある試合」と言っているわけではない。現在の2部リーグの順位状況を理解しているFunkel監督は、「どちらのチームも勝ち点が欲しいという意味では、非常に重要な試合である。私も選手たちも、順位表を意識してしまうのは当然のことだ」と理解を示しつつ、残留争いが稀に見る接戦となっている状況においても、冷静さを失ってはいない。「私の中にも緊張感はあるが、ナーバスにはなっていない。それは大きな違いだ。私が緊張感を持っているのは、重要な試合を前にしているからであり、そして残り5試合しかないからだ。ただし、ここ2試合のチームのパフォーマンスは、我々に勇気を与えてくれるものだった」と、この試合に向けた気持ちを表現している。

前節のDresden戦では、チームはFunkel監督就任後、最も良いパフォーマンスを披露した。「選手たちは自信を持っているし、それを金曜日に再び披露したい。我々はDresdenで、良いパフォーマンスには強い気持ちと走り切る力が必要であることを示した。それをSt. Pauli戦でも見せなくてはならない。それが出来れば、我々はこの試合にも勝つチャンスがあるだろう」と主張する指揮官だが、相手チームのパフォーマンスにも十分に警戒心を強めている。

St. Pauliは2連勝を持ってデュッセルドルフに乗り込んでくる。「彼らは非常に強固なディフェンス陣を擁している。そして彼らは非常にコンパクトにプレーをしてくるし、対人にも全力でぶつかってくるだろう。そういった戦いにおいて、一つ一つ勝利していかなくてはならない。そういう中での得点チャンスというものは非常に重要になる。それを活かした方が、この試合に勝利できるのだ」。

ピッチの上だけでなく、ピッチ外も含めて一丸となって戦うことが求められるが、「我々は素晴らしいチームだ」と胸を張る指揮官は、「Uwe Klein、Robert Palikuca、Robert Schäfer、Erich Rutemöllerらとの意見交換は非常に頻繁に行われており、そしてとても良好だ。彼らの意見もしっかりと聞いているし、これ以上のサポートは存在しない」と、クラブ、スタッフ陣のサポートにも自信を持っている。

この一戦に向けた選手状況についてだが、現時点ではまだいくつかの不安要素が存在する。「Robin Bormuthの欠場は決定的だ。Rouwen Henningsについては、本人の身体の感覚を聞いてみようと思っている」とする一方、「Emmanuel Iyohaはここ数日、痛みなしでトレーニングを行うことができている」としており、St. Pauli戦ではオプションになることを示唆している。

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