フォルトゥナはボルシアMGに勝利し、3位に。
FC BayernがESPRITアリーナで開催されたTelekom Cup 2017で優勝。
41244人が来場した、ESPRITアリーナで開催された今年のTelekom Cup 2017に参戦したフォルトゥナは、今年のCL出場2クラブを相手に好ファイトを披露した。第1試合でレコードマイスターのFC Bayern Münchenとスコアレスドローの末に敗れたフォルトゥナは、3位決定戦でBorussia Mönchengladbachを相手に2-0の勝利を収めた。なお、大会は決勝戦でFSV Mainz 05に2-1で勝利したFC Bayern Münchenが優勝を飾った。
【第1試合】
フォルトゥナ 0-0(PK1-4) FC Bayern München
PK戦結果:
0:1 Vidal, Neuer hält gegen Hennings, 0:2 Alonso, Neuer hält gegen Fink, 0:3 Costa, 1:3 Ayhan, 1:4 Alaba
フォルトゥナがBayernを相手に善戦。
Friedhelm Funkel監督は、Bayernを相手にスリーバックを試すことにし、Kein Akpoguma、Alexander Madlung、Robin Bormuthがディフェンスラインを形成すると、両サイドにはJulian SchauerteとLukas Schmitzが、また中央にはAdam Bodzek、Kaan Ayhan、Marcel Sobottkaの3人が並び、その前にはOliver FinkとRouwen Henningsが入り、キックオフを迎えた。
試合は開始から4分、フォルトゥナが素晴らしい攻撃を見せる。FinkとSchauerteを経由して中央へ送られたボールを受けたAyhanがシュートするも、ボールはManuel Neuerの守るゴールマウスの脇を抜けていく。すると7分、現在ブンデスリーガの首位に立つBayernもRibéryがファーストシュートを放るも、これはMadlungが跳ね返す。15分にはArturo Vidalが強烈なシュートでフォルトゥナゴールに迫るも、ボールはゴールバーをかすめていく。25分には再びVidalが狙うも、これは守護神Michael Rensingがファインセーブ。30分にはDavid Alabaが直接フリーキックでフォルトゥナゴールを狙うも、これもRensingが素晴らしいセーブを見せる。
すると34分、フォルトゥナもダイレクトパスからHenningsがフリーで抜け出し、強烈なシュートを放つも、これは再びNeuerにセーブされる。ここからBayernが怒涛の攻撃を仕掛け始めると、36分にはDouglas Costaが、また39分にはRibéryが至近距離から決定機を掴むも、Rensingの好セーブと、ゴールポストにも助けられ、失点は許さない。
試合終了間際には再びフォルトゥナにビッグチャンスが訪れる。Bodzekが左サイドに大きく展開すると、これを受けたSchmitzがサイドバックを駆け上がり、中央へ鋭いクロスを送る。しかしBayernも必死のディフェンスを見せ、Ayhanには僅かに届かず、そのまま試合はタイムアップとなった。
これにより勝敗はPK戦へともつれ込んだが、Neuerの前に2人が失敗したフォルトゥナに対し、4人まで全てが決めたBayernが、決勝戦へ駒を進めることとなった。
フォルトゥナメンバー:
Rensing – Akpoguma, Madlung, Bormuth – Schauerte, Bodzek, Schmitz – Ayhan, Sobottka – Fink – Hennings
Bayernメンバー:
Neuer – Rafinha, Martinez, Alaba, Bernat – Kimmich, Alonso, Vidal – Ribéry, Müller, Costa
【第2戦】
Borussia Mönchengladbach 0-1 FSV Mainz
得点者:
0-1 Vestergaard (7分, オウンゴール)
GladbachがFSV Mainzに0-1で敗れることに。
試合は開始から7分でスコアが動くことになる。Mainzの左サイドバックGaetan Bussmannの素晴らしいセンタリングから、中央でLevin Öztunaliがダイレクトボレーシュートを放つと、ボールはJannick Vestergaardのクリアミスを誘い、そのままGladbachのゴールへ吸い込まれ、Mainzが先制に成功する。
これに続く好シーンを演出したのはJairo SamperioとYann Sommer。Mainzの直接フリーキックのチャンスだったが、これはGladbachの守護神が好セーブを見せて、追加点は与えない(33分)。続くコーナーキックからMainzキャプテンのNiko Bungertがヘディングシュートで狙うも、ゴールは僅かにゴールの上へ越えていく(34分)。その2分後の36分には途中投入されたばかりのMounir Bouzianeが決定機を得るも、再びSommerの前に、ゴールネットを揺らすことはできない。そしてそのままスコアが動くことはなく45分が過ぎ、これによりMainzが決勝進出となった。
Gladbachメンバー:
Sommer – Jantschke, Christensen, Vestergaard, Kolodziejczak – Kramer, Benes – Hahn, Hazard, Stindl – Raffael
Mainzメンバー:
Müller – Donati, Bungert, Hack, Bussmann – Öztunali, Rodriguez, Frei, Samperio – Seydel (35. Bouziane), 武藤
【3位決定戦】
Fortuna Düsseldorf 2-0 Borussia Mönchengladbach
得点者:
1-0 Ayhan (3分)
2-0 Iyoha (7分)
AyhanとIyohaの得点で、フォルトゥナが3位決定戦を制すことに。
3位決定戦に挑むこととなったFunkel監督は、フォーメーションのシステムを変更し、4-1-4-1を採用することに。これによりディフェンスラインは、右からJulian Koch、Akpoguma、Bormuth、Schmitzが並び、Bodzekがワンボランチのポジションを担うことに。そしてその前にはMarlon Ritter、Fink、Ayhan、Axel Bellinghausenの4人が並び、前線にはEmmanuel Iyohaが入ってキックオフを迎えた。
するこの試合はフォルトゥナが最高のスタートを切る。まずは2分、AyhanのコーナーキックからFinkがヘディングで相手GK Tobias Sippelを試すと、その1分後にはカウンター攻撃から、最後はRitterのパスをダイレクトで蹴り込んだAyhanが先制点を挙げることに成功する。さらに7分には、左サイドをフリーで駆け上がったSchmitzが中央へ完璧なセンタリングを送ると、Iyohaが一度は相手GKに弾かれながら、こぼれ球をしっかりと押し込み、追加点を挙げることに。
フォルトゥナのヤングスターFWは25分にもスルーパスに抜け出し、GKとの1対1を迎えるも、これは惜しくもSippelに軍配が上がり、この日の自身2点目を奪うことはできない。それでも攻勢の続くフォルトゥナは、28分にはAkpogumaが至近距離から強烈なシュートを放つも、これは再びGladbach GKのファインセーブにあい、ゴールネットを揺らすことはできない。
その直後の29分、左サイドにてAyhanとRitterが素晴らしいコンビネーションでGladbachディフェンスを抜け出すと、最後はRitterのクロスに途中投入されたJerome Kiesewetterが合わせるも、ゴールライン1mのところでSippelの超ファインセーブにあい、追加点を挙げるにはいたらない。
試合は終盤に差し掛かり、Gladbachも徐々にフォルトゥナ陣内へ攻め込み始めると、38分にはコーナーキックからヘディングシュートで決定機を作るも、これはギリギリのところでBellinghausenが弾き出し、失点は免れる。そしてその後は両チームともに好機を作ることはできず、試合はそのまま2-0でフォルトゥナに軍配が上がり、これによりフォルトゥナがTelekom Cup 2017の3位を確定させることに成功した。
フォルトゥナメンバー:
Rensing – Koch, Akpoguma, Bormuth, Schmitz (17分 Lucoqui) – Bodzek (33分 Ferati) – Ritter, Fink (17分 Kiesewetter), Ayhan, Bellinghausen – Iyoha
Gladbachメンバー:
Sippel – Korb, Vestergaard, Kolodziejczak (23分 Jantschke), Wendt – Kramer (35分 Rütten), Dahoud – Schulz, Stindl (23分 Simakala), Hofmann – Drmic (42分 Sow)
【決勝戦】
FC Bayern München 2-1 FSV Mainz 05
得点者:
1-0 Ribéry (4分)
1-1 Ramalho (7分)
2-1 Martinez (11分)
FC BayernがTelekom Cup 2017を制す。
決勝戦はFC Bayern MünchenとFSV Mainz 05が対戦することに。すると試合はキックオフ早々から激しい攻防戦となる。まず4分に中央突破からFranck Ribéryが先制ゴールを挙げると、その3分後の7分にはAndré Ramalhoがミドルシュートで試合を振り出しに戻すことに成功する。
続いては10分、FCBのDavid AlabaのセンタリングからThomas Müllerが狙うも、これは僅かにMainzゴールを外れていく。その1分後のコーナーキックでは、ニアでJavi Martinezが強烈なヘディングシュートを放つと、Carlo Ancelotti監督率いるチームに再び勝ち越しゴールが生まれることに。
これに対してMainzは14分、Jhon Cordobaがカウンター攻撃から強烈なシュートを放つも、これはNeuerの前に得点には至らない。そこから試合は少し決め手を書く時間が続いたが、33分、MartinezがMainzゴール前で技ありのヒールシュート。しかしこれはMainz守護神Huthの正面に飛び、スコアを動かすには至らない。
そして試合はそのままタイムアップとなり、この結果、デュッセルドルフで開催された第7回のTekekom Cup 2017は、FC Bayern Münchenの優勝で幕を閉じることとなった。
Bayernメンバー:
Neuer – Lahn, Martinez, Hummels, Alaba – Vidal (36分 Benko), Sanches, Kimmich – Ribéry (42分 Friedl), Müller, Costa
Mainzメンバー:
Huth – Brosinski, Bell, Balogun, Bussmann (38分 Kölle) – De Blasis, Ramalho, Gbamin, Holtmann – Bouziane (30分 Klement), Cordoba




