「自分の判断に責任を持っている」
Friedhelm Funkel監督のUnion Berlin戦に向けた記者会見。
ドイツ杯2回戦Hannover 96戦の敗戦から3日後の土曜日、フォルトゥナは現在ブンデスリーガ2位に位置するUnion Berlinとアウェーで13:00キックオフを迎える。この試合に向けた記者会見に挑んだFunkel監督だが、会見ではHannoverでの敗戦にも言及している。
Funkel監督は数日前のHannoverでの敗戦はしっかりと受けた上で、「我々がこの数週間、数ヶ月示してきたパフォーマンスを、このHannoverでの結果だけで否定するつもりはないし、今週末の試合で公式戦での連敗を喫するつもりもない」と切り出した。
その上で水曜日の試合に関してはAlexander Madlungに対し、「彼のパフォーマンスが酷かったことは疑いの余地がない。それは本人も伝えたが、だからと言って選手個人を批判するようなことはしない。むしろその逆で、自分の判断に責任を持っている。そして私は常に自分の選手たちを守る立場でいるつもりだ」と言及した。そして、「彼はこれからも我々のチームのディフェンスリーダーであり続ける。ここまでの彼のパフォーマンスで、我々は何度も救われてきたし感謝をしてきた。加えて言うと、Kevin Akpogumaは彼とプレーすることで、飛躍的な成長を遂げてきた。それはMadlungのこのチームへの大きな貢献と言える」と、ディフェンスリーダーへの賛辞と信頼を口にした。
Berlinでの試合では、リーガでのここまでの好調を維持するチャンスがある。指揮官は、「この試合では受け身になるのではなく、集中して試合に入り、良い内容を披露したいと思っている。もちろんこの試合が非常に難しいものになることは分かっている。しかし選手たちはこの試合に向けて、金曜日も素晴らしいトレーニングを行ってくれた。今週の敗戦は、チームには大きな影響は及ぼさないものと思っている」と、チームへの期待を述べた。
一方の対戦相手は、ここまでブンデスリーガ2部でも好調を維持しており、今週のドイツ杯ではBorussia Dormundを相手にPK戦までもつれ込む激闘の末敗れたが、いずれにしても自信を持ってこの一戦に挑んでくることになる。「おそらく彼らは非常にファイティングスピリッツの高いチームで挑んでくるだろう。それが彼らの最大の強みである」と相手を分析しているFunkel監督は、「それはチームとして数年間一緒にプレーしてきたことで生まれているものだ。だからこそ、彼らを対戦することは決して簡単なものではない」と、警戒心を強めている。
この一戦に向けてMaecky NgomboとMarcel Sobottkaが負傷離脱したことは、監督にとっては頭の痛い台所事情となる。「これは非常に厳しい状況であり、Marcelはこの数週間でスタメンに定着してくれていた。これで5人目の中心選手の離脱ということになる。これにより土曜日は、18歳の選手たちがベンチに座ることになる。これはチームとしてしっかりと考えていかなくてはならないことかもしれない」と、怪我人が増えていることに言及し、記者会見を終了した。



