Marco Kurz監督のコメント。
フォルトゥナ指揮官がFreiburgでサプライズ。
昇格候補SC Freiburg戦で素晴らしいファイトを見せ、内容でも相手を上回って掴んだアウェー勝利について、Marco Kurz監督がいくつかのコメントを残している。試合前には、2部トップクラブを相手でも良いパフォーマンスを見せ、アウェーでも勝ち点3を獲得することが出来ると、非常にポジティブな発言をしていた指揮官だが、試合後にはそれが大きな価値を持つ結果となった。
コメント1:
「FreiburgやLeipzigのようなトップチームが相手でも、試合の中には必ずチャンスがあるものだ。」
Kurz監督は選手たちをピッチに送り出す前にこのような言葉をかけたが、更に彼らは相手に出来るだけ早くプレッシャーを掛け、ミスを誘発させるという明確なプランを与えられていた。この戦術は特に前半の立ち上がりに効果を示し、勇気ある前線からのハイプレッシャーは、Freiburgの選手たちを慌てさせ、その結果ボールを多く奪うことが出来た。それにより多くのチャンスを得たデュッセルドルファーは、それを活かして2ゴールの得点奪うことに成功した。
コメント2:
「勝ち点3を獲得するつもりでこの試合に挑んでいた。」
Freiburgまで駆け付けてくれた約1000人の多くが、勝ち点1の獲得でも満足していたかもしれないが、Kurz監督は勝利を大前提としてこの試合に挑んでいた。そして重要なことは、指揮官がこの気持ちをチームにもしっかりと植え付けたことだ。それは試合開始から感じることが出来ただけでなく、前半終了間際のアンラッキーなハンドによるPK献上ののちも持ち続けることが出来ていた。
コメント3:
「選手たちは自信を取り戻さなくてはならない。それは1つのアクションでも可能なことだ。ドリブル突破や素晴らしいシュート、そしてもちろん得点や勝利からでもそうだ。」
その完璧な例となるのがSercan Sararerだ!前半からボール奪取だったり、対人での素晴らしい動きは目立っていた。相手GKには止められたが1対1からシュートまで持ち込んだシーンなどは非常に良かったが、そのトライは後半に報われることとなった。Sararerが放ったシュートは相手DFに当たり、Freiburgゴールに吸い込まれた。そのゴールが結果的に決勝点となり、Sararerはこのアウェー勝利のヒーローとなった。
コメント4:
「チームに求めたことは、勇気を持って強い意志で試合に挑むということ。」
ブンデスリーガ2部におけるホームの順位に注目すると、この言葉がより意味を持ってくる。FreiburgではVfL Bochumを除けばどのクラブも勝ち点3を獲得することは出来ていなかったが、フォルトゥナはそれをやってのけた。これまでFreiburgでプレーしたチームは平均して3失点をしていたにも関わらず、Kurz監督は攻撃的にプレーすることを求めていた。
コメント5:
「我々は自分たちに課せられた任務を果たさなくてはならない。自分たちが勝ち点を獲得することが出来れば、我々より下に位置しているチームにとって、我々より上の順位へ行くことは難しくなるのだから。」
SC Freiburgに2-1で勝利したことで、大きな任務の1つは果たされたことになる。今節の結果に注目すると、フォルトゥナにとっては理想的なものとなった。フォルトゥナよりも下に位置する3クラブMSV Duisburg(0-1 Karlsruher SC)、TSV 1860 München(0-3 Union Berlin)、SC Paderborn(0-4 1.FC Kaiserslautern)がすべて敗れただけでなく、FSV Frankfurt(1-2 Greuther Fürth)も敗戦となったことで、得失点差によりフォルトゥナが順位を1つ上げる結果となっている。これによりフォルトゥナは入れ替え戦となる16位からは6ポイント、また自動降格となる17位までは9ポイントの差をつけることに成功している。



