「我々は再び一丸となってそこへ立ち返ることが必要だ」
Sascha Röslerが10月01日から正式にチームマネージャーに就任。
フォルトゥナファンの絶大な支持を受ける元プレーヤーであるSascha Röslerは、これまでにもすでにクラブ内での様々な役割を担ってきたが、専門学校での勉強を終えて正式に10月01日よりフォルトゥナのチームマネージャーに就任した。ブロンドヘアの37歳になる新マネージャーは、これまでピッチの上で見せてきた姿同様に、フォルトゥナのために全力を尽くすことになる。
Sascha Röslerは自らについて以下のように語っている。
彼の専門学校での勉強再開について:
「当時、私が選手としてフォルトゥナでの将来がないことは分かっていた。そしてその代わりにWolf Werner(当時の強化部長)より、別の形でのクラブでのポジションに関してのオファーを提示されていた。しかし自分としてはもう少し選手としてプレーをしたかったため、Alemannia Aachenへの移籍を決断したが、その後膝の負傷を負ったことで、引退を決断することとなった。そして専門学校での勉強を兼ねてフォルトゥナへ戻ってくることとなった。」
専門学校での勉強について:
「私はフォルトゥナで様々な役割を経験させてもらったことに心より感謝している。どれもがとても興味深く、オフィスで仕事をすること自体が私にとってはとても新鮮なものだった。その中で少しずつ成長していき、今の役割を担うようになっていくことになった。」
役割について:
「基本的にはトップチームに関するオーガナイズをしていくことが私の役割になる。それは大きく分けると2通りあり、まずはチームの1週間の予定を決めることだ。それはテストマッチやアウェー試合のコーディネートまでで、ホテルや食事、トレーニング場所の手配なども含まれる。2つ目は、長期的な計画についてであり、どこでキャンプをするか、またどこのクラブとテストマッチを行なうかなどである。また、セカンドチームとの連携も私の役目となっている。」
”不足していたもの”について:
「最初のころ、試合へ対するアドレナリンが不足していた部分があった。その辺は我々のメンタルコーチAxel Zehleと何度も話し合いをして、彼のサポートを受けながら徐々にその点を改善していった。そして比べることは出来ないが、ゴルフをすることも心がけている。私はゴルフが好きなのだが、数時間プレーすることで頭の中をすっきりさせることが出来るから。」
将来について:
「それについてはすべてがまだオープンだよ。ただ、平行して指導者になる勉強もスタートしている。でも今のところ、チームマネージャーの仕事にとても楽しみを感じている。もちろんサッカーの世界は何事もすぐに変わり得るし、だからこそ自分がどうなっていくかは明言することは出来ない。でも重要なことは、今任されている役目をしっかりと全うしながら成長していくことだと思っている。」
フォルトゥナの現状について:
「私の見解では、ここ数年の成長の中では、非常に悪い状況だと思う。事実としてフォルトゥナはこの近年で素晴らしい成長を遂げてきたし、ドイツのプロリーグに定着するまでになったと思う。1部リーグに昇格したことはクラブの歴史として素晴らしいことではあったが、一方でそれは驚きであったし、そして少し早すぎた部分もあった。現在の我々は非常に厳しい状況に身を置いているが、まずは安定を取りもどすことが必要になる。ただそれは我々にとっては問題ないはずだ。なぜなら、毎日の練習を見れば、彼らがどれだけそれに向けてトレーニングしているかがわかるから。」
この状況を抜け出すためのヒントは:
「私がフォルトゥナに来た当初、我々は公式戦で7連敗を喫してしまった。にも関わらず、私はスタジアムでプレーするたびに、言葉には言い表せないサポートを感じた。そして一体となって乗り越えることを体現できたと思う。それが今の状況では出来ていない部分があるのかもしれない。我々は再び一丸となってそこへ立ち返ることが必要だと思う。少なくともチームはそれをしっかりと示さなくてはならない。そのためにはやはり、どんなときも支えてきてくれたサポーターらやクラブ全員の力が不可欠だ。」




