Bericht

2015/09/11 | ニュース

避難民のための定期的なトレーニングを実施。

避難民の希望者を対象としたトレーニングを提供することに。

フォルトゥナは数週間前から、デュッセルドルフの難民支援団体”Stay!"と協力し、デュッセルドルフに避難してきている避難民の子供たちを、無料でトレーニングに招待している。今週木曜日にも再び多くの子供たちがフォルトゥナに集まり、サッカーを通じて楽しい時間を過ごした。

フォルトゥナは数年前からデュッセルドルフの難民支援団体である"Stay!"と共に様々な支援活動を行なってきた。これらの関係を通じ、数ヶ月前から、避難民の方々をフォルトゥナのホーム試合に招待する活動も行なってきたが、先月からはさらにその関係性を強め、子供たちにサッカーのトレーニングを提供することが提案された。そして3週間前から、フォルトゥナユースアカデミーのコーチたちにより、毎週トレーニングが実施されることになった。

 

そして今週の木曜日に行なわれたトレーニングにも、多くの子供たちが参加した。シリア、エリトリア、ソマリア、コソボなどから避難を強いられた子供たちは、サッカーを通じて楽しい時間を過ごし、避難生活でのストレスを解消した。トレーニングはBilal AffraneコーチとKevin Lukasコーチの指揮の下行なわれ、2つのグループに分かれて60分ずつとなった。1つのグループは12-14歳の子供たちで形成され、もう1つのグループは15-18歳の子供たちが入り、それぞれトレーニングに取り組んだ。また、この練習に参加した子供たちを喜ばすために、フォルトゥナユースアカデミー長であるMarkus Hirteから、合計31人全員にフォルトゥナのトレーニングウェア一式がプレゼントされた。

トレーニングを担当したBilal Affraneコーチは、「トレーニングでは、男の子も女の子も、まずはサッカーを楽しむことが第一だ。そのための機会を提供してあげられればと思っている。」と語ったように、様々な国の子供たちは、異なった言語を喋るにも関わらず、終始笑顔でトレーニングを楽しんだ。


デュッセルドルフの難民支援団体である"Stay!"のMichael Lukas氏は、「今回は様々な国の子供たちが集まってくれた。彼らは8週間からすでに3年ドイツに住んでいる避難民の子達であった。」と説明。彼らのためのトレーニングの機会は、今後も無償で定期的に行なわれていくことになる。そして、「子供たちでフォルトゥナでトレーニングをすることが出来ることは本当に素晴らしいことだし、彼らも非常に喜んでいる。サッカーとはときに人生をずっと共にするものであり、地元のプロクラブが週に1回トレーニングする機会を提供してくれることは、彼らにとっては本当に幸せなことであることは間違いない。」と続けた。

トレーニングの最後にゲーム形式を行った子供たちは、終了後はコーチらとハイタッチをして次のトレーニングまでしばしの別れとなった。「トレーニングはとても楽しかった。僕らとっては毎週木曜日にフォルトゥナでサッカーが出来ることはとても素晴らしいことだよ。」と語ったのは4ヶ月前にソマリアからドイツへ避難してきた16歳のHussein。彼は「週に1回会いましょう」と言って、フォルトゥナを後にした。

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