Ipswich Town相手に4-3で勝利!
Paul-Janes-Stadionで行なわれた開幕前最後のテストマッチ。
ブンデスリーガ2部開幕を来週に控えたFrank Kramer監督率いるフォルトゥナは、Paul-Janes-Stadionで行なわれたテストマッチで勝利を収めた。5700人の観客が見守る中で行なわれたこの試合は、イングランド2部クラブIpswich Townを相手に、フォルトゥナが4-3で逆転勝利する形でタイムアップとなった。
この日、満員御礼となったPaul-Janes-Stadionに詰め掛けた5700人の観客の関心は、誰がスターティングメンバーに名を連ねているかということ。Frank Kramer監督は、ゴールマウスにはLars Unnerstallを、そしてディフェンスラインには、Kevin Akpoguma、キャプテンマークを巻いたKarim Haggui、Christian Strohdiek、Lukas Schmitzが入り、また中盤には右からMathis Bolly、Julian Koch、Michael Liendl、Sercan Sararerが並び、前線にはJoel PohjanpaloとDidier Ya Konanがチャンスをもらうこととなった。
最初のチャンスはSararer。開始4分に、右から中央のLiendlがヒールで落としたところに走りこんでシュートを放つも、これは相手GK Bartosz Bialkowskiのセーブにあう。その後、試合のペースを掴んだフォルトゥナの攻撃が続き、12分には再びSararerが16mの距離からシュートし、20分にはLiendlのコーナーキックからHagguiがヘディングシュートを放つ。22分にはYa Konanが抜け出し、相手GKと1対1になるも、これも決めきれない。28分にはBollyが右サイドから切れ込み、強烈なミドルシュートを放つも、これもゴールマウスを捉えきれない。更に30分、左サイドからSchmitzが上げたクロスをYa Konanがニアで合わせて相手ゴールネットを揺らすも、これはオフサイドの判定。
好機を作るも、なかなかゴールを奪えなかったフォルトルナだったが、33分、ようやく最初の得点を挙げることに成功する。33分、相手DFがペナルティエリア内でハンドを犯し、これによって得たPKをLiendlが決めて、フォルトゥナがリードを奪う。しかしその2分後、Ipswichがすぐに試合を振り出しに戻してしまう。相手ディフェンスラインから蹴りこまれたロングボールに反応した相手FW Freddie Searsが、早く飛び出しすぎたUnnerstallの頭上を抜くループシュートで同点に追いつかれてしまう(35分)。これに対して37分、再びSchmitzが素晴らしいクロスを前線のYa Konanに供給するも、これをシュート出来ず、チャンスを逃してしまう。それでも前半終了直前に、右サイドをオーバーラックしたAkpogumaが、Sararerからのパスを受けて中央へ折り返すと、これをPohjanpaloがニアで合わせて、再びリードを奪い、ハーフタイムを迎えることとなった。
後半に入り、Bollyに代えてIhlas Bebouを投入したKramer監督。まずは53分、Pohjanpaloが2列目から後半最初のシュートを放つも、これは力が足りず、相手GKにセーブされる。すると試合は61分に動く。再びフォルトゥナディフェンスラインの一瞬の隙を突かれると、Brett PitmannがStrohdiekを交わし、飛び出したUnnerstallを相手にチップキックシュート。これがフォルトゥナゴールネットを揺らしてしまい、試合は2-2に。しかしこの試合でどうしても結果を出したいフォルトゥナも反撃に出る。71分、Sararerのクロスに途中投入されたMike van Duinenが飛び込むも、これは僅かに合わない。ところがその2分後、得点は逆サイドに生まれてしまう。 Ipswichの攻撃陣がフォルトゥナの左サイドを破ると、最後はAimsley Maitland-Nilesに逆転弾を決められてしまう(73分)。
しかし試合はこれでは終わらない。75分、フリーキックのチャンスに、キッカーLiendlのボールはStrohdiekの頭を捉え、ボールは相手ゴールへ吸い込まれて、再び試合は同点となる。更に勢いに乗るフォルトゥナは6分後、Liendlのスルーパスに途中投入されたJulian Schauerteが駆け上がり、中央へ折り返す。これをSararerが押し込んで、一気に試合をひっくり返すことに成功する(84分)。試合終了前には、FC Schalke 04からの新加入が決まったMarcel Sobottkaがデビューをするなど、7選手の交代があったが、その後スコアが動くことはなく、試合はタイムアップに。
これにより、ブンデスリーガ2部開幕を来週に控えたIpswich Townとの最後のテストマッチは、激しい点の取り合いを制したフォルトゥナに軍配が上がることとなった。
Frank Kramer監督:
「これだけ多くの得点が生まれた試合は、ファンにとっては楽しかったのではないかと思う。我々は非常に多くのチャンスを作り出すことが出来たし、前半にもう少し精度を高めることが出来ていれば、もう1、2点多くの得点を奪えたはずだ。それに相手は前半はほとんどチャンスを作ることは出来ていなかった。しかし、後半は立ち上がりが余りよくなかった。逆にIpswichはフレッシュな選手が投入され、試合をひっくり返して見せた。しかし、そこから我々もしっかりとしたパフォーマンスで、再び逆転することが出来た。試合ではすべてのことが起こりえるが、常に七転び八起きでなくてはならない。それを今日は、選手たちがしっかりと示してくれた。総合して、また一歩前進出来たのではないかと思う。」
フォルトゥナメンバー:
Unnerstall – Akpoguma (80分 Schauerte), Haggui (86分 Bodzek), Strohdiek (86分 Ajani), Schmitz (86分 Erat) – Bolly (46分 Bebou), Koch (86分 Gartner), Liendl (86分 Sobottka), Sararer (86分 Bellinghausen) – Pohjanpalo (86分 Fink), Ya Konan (62分 van Duinen)
得点者:
1:0 Liendl (33分, PK)
1:1 Sears (35分)
2:1 Pohjanpalo (45分)
2:2 Pitman (61分)
2:3 Maitland-Niles (73分)
3:3 Strohdiek (75分)
4:3 Sararer (84分)



